岸田内閣「ご祝儀相場」の終わり?感染拡大局面で政治・政局はどう動くか

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

いよいよお正月の三が日も終わり、明日から世間も政治も本格的に動き出します。

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足元ではジワリと新型コロナの感染再拡大が残念ながら始まっており、政治関係者と話していると、ここから岸田内閣が本当に試されるのだろうという意見が多数です。

第二次岸田内閣が発足をしてから約二ヶ月間、ここまでは高い支持率のいわゆる「ご祝儀相場」が続いてきました。

安倍政権・菅政権と毛色の異なる「リベラル」な立ち位置をとり、野党(立憲民主)のお株を奪いつつ、国会答弁もこれまでのところ安定しているなど、一見すると綻びが少ないようにも思えます。

しかしながら、ここ最近の内閣支持率はコロナの感染拡大と連動していることは周知の事実

10万円給付の不手際や各種感染症対策の朝令暮改など、多々あった失点も現在は感染者数が低く抑えられていることで糊塗されているとも言えます。

これから残念ながら徐々に増えてくるであろう感染者数を目の間にした時に、岸田内閣がどのような対応を取るか。そして私たち野党が、どれだけ合理的な対案を出せるか。

感染症を政局にする気は毛頭ありませんが、ここが一つの軸となって国会論戦が展開されていくことは間違いありません。

基礎自治体や医療関係者は年末年始の休みを返上して、きたるべきオミクロンの波に備えるべく奮闘しています。

一方で岸田内閣は低く抑えられている感染者数に油断してか、前任の菅総理・河野ワクチン担当相に比べると明らかにワクチン接種の速度が低下しているのは大きな問題です。

通常国会のスタートは17日からの見込みとなっていますが、開会を待たずに動き出せるように政策提言を進めてまいります。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年1月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。