篠原孝議員との控訴審の判決が1月13日に東京高裁で下され、無事勝訴できました。
一審では165万円の賠償請求が認められ、篠原議員が控訴したため争っていましたが、控訴審判決では、篠原議員側の主張は退けられ、一審判決を超えて220万円への上積みが認められました。
言うまでもなく、国会議員が議員特権をはきちがえ、こうした事実無根の誹謗中傷を行うのはあってはならないことです。こうした事案が繰り返されないようにするため、訴訟で争ってまいりました。
判決でよい結果が得られたことは誠にありがたいことです。本件に関して励まし後押しいただいた皆さま、また、訴訟での代理人として尽力いただいた岩井翼弁護士・国峯孝祐弁護士に深く感謝申し上げます。
篠原議員は、信濃毎日新聞記事によれば、13日の東京高裁判決を受けて「行き過ぎた表現があったとされたことは認めて反省したい」とのコメントを出したそうです。
しかし、反省されている割には、私への謝罪はまだなく、ブログ記事もそのまま掲載されています(14日20時時点)。
【追記 22日】
上記、篠原議員のブログ記事は、アゴラで記事掲後数日
また、判決で問題にされたのは「行き過ぎた表現」だけではなく、「基礎となる資料の収集やその慎重な検討を自ら十分に行うことがないまま」に真実ではないことを記載・論評したことが問題とされています。この点も反省いただくべきかと思います。
さらに、本件誹謗中傷は、篠原議員が個人的に行っていたわけではありません。立憲民主党・国民民主党等が「国家戦略特区利権隠ぺい疑惑 野党合同ヒアリング」を結成して組織的に行っていたものです。関与した議員の大半は現在立憲民主党に所属されています。立憲民主党としても、この判決をどう受け止め、どのように再発防止を図るのかを示さなければならないはずであり、対応をお待ちしています。
本件に関連して私は、森ゆうこ議員との訴訟、毎日新聞との訴訟も抱えています。前者は3月に一審判決予定、後者はこれから控訴審です。こうした事案が繰り返されないため、引き続き力を尽くしたいと思います。
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