国際決済銀行(BIS)の発表によると、円の実力がかつてなく下がっています。2010年を100とした実質実効為替レートは、1月の数値が67.55となり、1972年6月以来の低水準となりました。50年ぶり低水準で、購買力が低下しています。家計には厳しい冬の時代が到来しそうです。
円安が進行しすぎて円の購買力が下がっていることが原因とされています。
実質実効為替レートは、主要国の物価上昇率や貿易額なども考慮して通貨の総合的な購買力を示す指標で、数値が下がれば輸入品の価格がおおむね高くなったことを示します。
失われた30年に迷走した政策の当然の結果です。
円の実力50年ぶり低さ 実質実効値、円安進み購買力低下: 日本経済新聞
輸出企業を保護して、円安政策を続けてきたこと、
不景気に増税というバカな政策を続け、賃金を切り下げ、デフレを続けてきた結果がこれなんてしょうね。https://t.co/tDUEG2xXNP— 能丸耕太郎 Kotaro Nomaru (@k_noumaru) February 17, 2022
円高よりも怖い事態が進行しています。
円安はもの凄くまずいのだ。日本は食糧もエネルギーを輸入するしかない国だから。https://t.co/Q5H0WMGblK
— 松浦晋也 (@ShinyaMatsuura) February 17, 2022
庶民からすると余裕のある立場の方の皮肉はうらやましいです。
11/18日経「円の実力 低下傾向続く」円の実質実効為替レートが約50年ぶりの低水準に近づいている。原油高と円安によって、ようなくデフレが終わりそうです。「デフレが諸悪の根源」とするリフレ派が正しいとすると、これで日本経済は力強く復活するでしょう。楽しみです。
— 橘 玲 (@ak_tch) November 18, 2021
日本の製造業が復活するのではという悲しい観測も。
日本人は、就労期間をできるだけ延ばし個々人で資産形成をしっかり考えなくてはならない時代に突入したかもしれません。