「白米=太る」というイメージはRIZAPが原因?

2月の頭から開始した「白米ダイエット」は約1ヵ月が経過しました。

スタート時の体重は65.0kgで今朝時点では、64.5kg。目標としている62kgには、まだ遠く離れていますが、近づいていることは確かだと自分に言い聞かせています。

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この1ヵ月は、自宅での食事は毎回白米を食べるように意識。会食の予定も今までと変わらず、ミシュラン三つ星や、ビブグルマンのフレンチや日本食店にも出かけました。ワインや日本酒も相変わらず飲んでいます。

変わったことと言えば、間食のナッツの量が減って、代わりにおにぎりを食べるようになったこと。そして、禁酒をする日が増えたことです。お酒を我慢するというより、白米を食べると飲みたいとあまり思わなくなってしまうから不思議です。

そもそも白米を食べると太るというのは、正しくないような気がします。炭水化物よりも脂肪の方が燃焼するのにエネルギーが多く必要ですから、ダイエットに効果があるのは脂質をコントロールする方が簡単です。

「炭水化物は太る」という思い込みは、ダイエットプログラムで一世を風靡したRIZAPの影響なのかもしれません(私はRIZAPはやったことはありません)。

確かに、激しい運動を行い、食事の糖質を厳しく制限すると、短期間で体重が落ちて、ダイエット効果を実感することができます。

しかし、多くの糖質制限ダイエット実践者は、その後リバウンドしています。それは、無理のある食生活は長続きせず、食事制限によって逆に太りやすい体質になってしまうからです。

白米を食べるようにしても、他の食事も今まで通りで変えなければ、ご飯が増えた分は太ることになり、ダイエットにはなりません。

毎食のご飯とおかずの比率を6体4を目安にしておかずを減らす。そして、水を飲む、お酒を減らす、運動するといったきめ細かな工夫を組み合わせる。

その結果、長期的に太りにくい体質が出来上がるはずです。

これだけ白米を食べているのに、体重が減少しているのは、何だか不思議な結果です。まだ、半信半疑ではありますが、白米ダイエットをもう少し人体実験し続けてみます。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年2月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。