米国の元下院議長であった保守党の大物ギングリッチ議員が身の毛がよだつ不吉な予言をしている。
ロシアがウクライナへの侵略を強めているのは「第二次世界大戦後の体制の終わり」を意味し、我々はさらに「暴力的な世界」に住むことになる、というのだ。以下に要点を記す。
- プーチンはギャンブラーのようなもので、相手の反応を見て動く。もし西側が今と同じくらい弱ければ、彼は更に、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国に対して、あるいはポーランドに対して、圧力をかけるだろう。彼は本当にNATOを破壊し、米国をヨーロッパから追い出したいと思っている。それを自分の仕事だと考えている。
- ドイツにとって、今や中国が最大の輸出市場だ。中国にはBMWやメルセデス、フォルクスワーゲンが多く売れる。そしてロシアは安価なエネルギーの供給源だ。つまり、2つの巨大な独裁国家は、どちらもドイツ経済の重要な部分を握っている。そしてドイツ人は、ウクライナの独立のような、ドイツ人が気にも留めないようなことで、リスクを冒すつもりはない。
- 今、非常に危険なのは、中国の習近平が西側諸国の弱体ぶりを見て、台湾を奪取する時が来たと判断することだ。我々がウクライナのことで頭を悩ませている間に、中国にとっては19番目の省と考える地域を取り返す絶好の機会なのだ。
- これらのことは、77年間にわたり世界の平和を維持してきた第二次世界大戦後の体制の終焉を意味する。そして今、私たちはより暴力的な世界とより大きな危険を目の当たりにし、独裁者たちがより攻撃的になるのを見ることになる。
- バイデンは環境問題を理由に米国の石油・ガス企業を罰してきた。この結果、石油・ガスの世界価格が高くなり、プーチンに莫大な利益を与えた。これほど自滅的な政策はおよそ思いつかない。
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