欧州最大規模のウクライナ原子力発電所、ロシア軍の砲撃で火災

原子力発電所に近いエネルゴダール市の市長によると、ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所で4日未明、ロシア軍の攻撃により火災が発生しているとのことです。

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国際原子力機関(IAEA)は、原子力発電所の火災に関してウクライナ当局と情報交換をしているとのことです。

ロシア軍の軍備(イメージ)Vladimir Dyavhkov/iStock

近隣の町の市長は、同地域での激しい戦闘の中、原子力発電所が火災に見舞われ、消防隊が現場に到着できない状態になっていると述べています。ウクライナの外相も、ロシア軍が原子力発電所に対して四方八方から発砲されていると発言しています。

アメリカもこの事態を注視しているとコメントしています。

White House says it is monitoring Ukrainian nuclear power plant
A White House official says they are monitoring the Zaporizhzhia nuclear power plant, where Ukrainian officials say a fire has broken out as Russian troops atta...

ザポロジエ原子力発電所の規模は非常に大きいものになっています。

この報道が本当ならば、ロシアの行為は狂気の沙汰です。

IAEAロシアに対し警告を出しています。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領が国際的な支援を求め、NATOにウクライナ上空に飛行禁止区域を設定するよう要請する中、ロシアはウクライナの主要都市への攻撃を強化しています。

また、ウクライナの交渉担当者は、ロシアとの2回目の協議はウクライナが納得する結果をもたらさなかったと述べています。この協議の数時間後、原発が攻撃されました。