原子力発電所に近いエネルゴダール市の市長によると、ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所で4日未明、ロシア軍の攻撃により火災が発生しているとのことです。
国際原子力機関(IAEA)は、原子力発電所の火災に関してウクライナ当局と情報交換をしているとのことです。
近隣の町の市長は、同地域での激しい戦闘の中、原子力発電所が火災に見舞われ、消防隊が現場に到着できない状態になっていると述べています。ウクライナの外相も、ロシア軍が原子力発電所に対して四方八方から発砲されていると発言しています。
アメリカもこの事態を注視しているとコメントしています。
ザポロジエ原子力発電所の規模は非常に大きいものになっています。
わかってること
・欧州最大、世界3位の規模のザポリージャ原発をロシア軍が攻撃し火災を起こしてる
・ウクライナ外相によると、その原発はウクライナの電力の1/3を賄ってる
・ザポリージャ原発はチェルノブイリの3倍規模。だが被害はチェルノブイリ原発事故の10倍になる可能性かあるとCNNは報じた。— N9432 (@N9432) March 4, 2022
この報道が本当ならば、ロシアの行為は狂気の沙汰です。
東電福島原発では現場に残った東電社員のモラルの高さに助けられた。ザポロジエ原発は公社の社員によって運転されている。攻撃を受ける中で彼らがどこまで責任感を持って原発を制御できるか。ロシア軍の行為は狂気の沙汰だ。事態はウクライナに交渉を任せる段階を超えている。
— 細野豪志 (@hosono_54) March 4, 2022
原発に砲撃しやがった。まだウクライナ側の一方的な発表なので事実評価は冷静にしないといけないが…。
砲撃が確信犯なら人類史上最大の禁じ手…。チェルノブイリの10倍というなら実質的に核攻撃したのと同じやん…
— 新田哲史 @サキシル編集長 (@TetsuNitta) March 4, 2022
IAEAロシアに対し警告を出しています。
【速報】
IAEAは、ウクライナ原発への攻撃停止を呼び掛けるとともに、原子炉が攻撃されれば「深刻な危険が生じる」と警告した(AFP時事) https://t.co/PZVtYgzOBL— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) March 4, 2022
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領が国際的な支援を求め、NATOにウクライナ上空に飛行禁止区域を設定するよう要請する中、ロシアはウクライナの主要都市への攻撃を強化しています。
また、ウクライナの交渉担当者は、ロシアとの2回目の協議はウクライナが納得する結果をもたらさなかったと述べています。この協議の数時間後、原発が攻撃されました。