橋下徹さんが、ウクライナ出身の国際政治学者であるグレンコ・アンドリーさんとテレビ番組の生放送で繰り広げた議論が炎上しています。
アンドリーさんは、「ウクライナとロシア間に妥協点を作るのは難しく、戦況が有利かが結果に直結するため、国際社会の協力や支援が欠かせない」との見解を示したのに対し、橋下さんは、「その間にどれだけのウクライナの人たちが命を失うのか」と非難し、闘い続けると被害が甚大になると主張し、「プーチン大統領が高齢で長くは指導者として君臨しないとの見方を示し、積極的に国外退去を進めるべきだ」と発言しました。
言い争いとも言える状況に発展。司会のあの谷原章介さんが止める事態となりました。
ネット上では、ファン・アンチ含め批判の大合唱となっています。
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「我々全員が怯み、降伏すると考える人がいるなら、その人はウクライナのことを何も知らないのだ。」これはプーチン大統領のことを言っていると思ったのですが。
あれ。これ、橋下徹氏のこと言っとる? https://t.co/p2iyeeWa2p
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 初のエッセイ『エジプトの空の下』3刷決定! (@IiyamaAkari) March 4, 2022
専門家からはやんわりと・・・。
橋本先生は、ときどき本質的な問いに触れられます。戦い続けることと、武器を置くことと、どちらが人道的かはきわめて判断が難しい重い問いです。遠方にいる学者が軽々しく片方を擁護するべきではないのかもしれません。私は、きわめて複雑な事情を考慮しながらも、戦い続けることに意義をみます。
— Yuichi Hosoya 細谷雄一 (@Yuichi_Hosoya) March 3, 2022
国際情勢には口を出さないほうがいいのではというアドバイスも。
⬜️ 橋下徹氏 ウクライナ人に国外退避のすすめ
橋下氏に、ウクライナ出身の政治学者のグレンコ・アンドリー氏は「戦いたくない人にはその自由は今でも保障されています。皆が強制的に送り出されてというのは、それは間違いです」などと反論https://t.co/ak6kXHsFSZ
国際情勢については、いつも疎いよね— フィフィ (@FIFI_Egypt) March 3, 2022
平和ボケは橋下さんだけではないようです。
おーい、橋下徹さん @hashimoto_lo 、スターリンが死んで半世紀以上経っても、ロシアはこんなこと言い出しているんだが、私たちはいつまで待てばいいの?#Yahooニュースhttps://t.co/vUjC89uQNN
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) March 4, 2022
普段と立場が真逆になっているところがとても興味深いです。
橋下徹がNATOはプーチンに屈服しろと言っている。やっぱりプーチンの味方なんじゃん。これからは橋下徹をヒトラーじゃなくてプーチンと呼ぼう。 https://t.co/IF5IfxNDD0
— 町山智浩 (@TomoMachi) February 27, 2022
【嘘つき恥知らずの詭弁家橋下徹を追放せよ!】アベのパシリのハシモトは、戦争犯罪人のプーチンに妥協せよと勧めて、同席の国際関係専門家からプーチンはヒットラーと同じで妥協はつけあがるだけであり得ないと一喝される。ハシモトは嘘つきで恥知らずだ。
— 金子勝 (@masaru_kaneko) March 2, 2022
維新の会への鋭いツッコミも見られます。
橋下徹氏がいま批判すべきは、ロシア政府の国益を代弁し続ける維新の会・鈴木宗男議員ではありませんか? 日本有事のさいは、平和安全法制の第一人者たる細谷雄一先生をはじめ、われわれ国際政治学者はわが国の市民の生存と平和、国益のために献策する用意ができています。https://t.co/KoVF5FyZ3b
— Ikuo Gonoï (@gonoi) March 4, 2022
有事に際して本音が出てしまったのでしょうか。今後の発言に注目が集まります。グレンコ・アンドリーさんはこれに気を悪くしないで、日本からの発信を続けていただきたいと思います。
あえて言うがアンドリー氏は日本に居るのでウクライナでは全員が戦いたくて戦っていると言える。それは違う。太平洋戦争時の状況を調べれば分かる。戦地では強烈な圧力が生じる。アンドリー氏と同じような日本での暮らしができるなら逃げたいという人はたくさんいる。それは恥ずかしいことではない。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 4, 2022