こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本国会から常任委員会の所属が変更となり、財政金融委員会→外交防衛委員会へ異動しました。金融政策に続き外交安保は地方議員としては取り組めなかった政策分野なので、希望通りに変更していただき感謝です。
そして外交防衛委員会へと異動した途端に、ロシアによるウクライナ侵略…。しっかりと政府に提案・質疑を重ねていきたいと思います。
本日は初質問で30分に渡り経済制裁や歴史認識、防衛力の強化まで幅広く質疑を行い、そのうちの一つがウクライナへの支援・留学生受け入れ事業の拡大です。
避難民の受け入れは表明した日本政府ですが、他にもできることはあります。それは「留学生」として受け入れる枠を拡充することです。
避難民受け入れより時間がかかる中長期的な施策と言えますが、「日本はあらゆる手立てを講じてウクライナから希望する人々を受け入れる」というメッセージを素早く表明するだけで大きな支援になるはずです。
これはすでに5万人以上の署名が集まっている「ウクライナからの難民のために、日本が取れる7つの拡充アクション」で提案されている施策のうちの一つ。
JICAが行っている無償資金協力による留学生受入事業「人材育成奨学計画」は、2021年度には19ヵ国から350名以上の留学生を受入れ、これまでに来日した留学生は、修士課程と博士課程合わせて5000名を超えます。
この枠組みにおける対象国は、現在、アジア(東南アジア、南アジア)、アフリカ、モルディブ、ケニア、エルサルバドルとなっており、ウクライナは対象外です。
ここに速やかにウクライナを加え、数は少ないかもしれませんが、希望するウクライナ学生を受け入れることは重要なアクションではないでしょうか。
この提案については外務省及び外務大臣から、ウクライナ政府とのやり取りや関係機関との調整が必要なために時間がかかる「中長期的な施策」であるという留保付きながらも、検討するという前向きな答弁を得ることができました。
繰り返しになりますが、実施するのは先になったとしても、まずは早急に方針を表明するだけでウクライナへの支援・連帯になります。
一日も早く実現に至るよう、引き続き働きかけを継続してまいります。
■
今週は質疑ラッシュ、明日は総理出席ではありませんが、参議院予算委員会で質疑に立ちます。
原発再稼働や経済政策、税制から甲状腺がん検査まで(環境大臣に答弁を求めたい!)幅広く取り上げる予定ですので、あわせてご注目いただければ幸いです。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年3月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。