バイデン大統領がロシア産原油の輸入禁止措置を発表しました。ロシアへの経済制裁を強めることが目的です。今回の措置での物価上昇は避けられないとも述べています。
【速報 JUST IN 】バイデン大統領 ロシア産原油の輸入禁止措置を発表 #nhk_news https://t.co/eYQ1sXN3OK
— NHKニュース (@nhk_news) March 8, 2022
アメリカの原油や石油製品の輸入に占めるロシア産の割合は8%程度なので、国内での増産や他国からの輸入で代替できると考えられています。一方で、ロシアから天然ガスや石炭の半数を購入しているドイツなどは難しい立場に立たされています。
バイデン大統領は、かなり厳しい表現でプーチン大統領を批判しました。
Putin chose this war. Putin is the aggressor. Putin chose this war. And now, he and his country will bear the consequences.
プーチンはこの戦争を選んだ。プーチンは侵略者である。プーチンはこの戦争を選んだのだ。そして今、プーチンとロシアはこの結果を負担することになるだろう。
エネルギーを自給できる国はやはり強いです。
ついに切り札。米国は原油、ガスをほぼ自給しているからこそ、可能てす。日本や主要な欧州諸国は事情が違い、どこまで追随するか注目 https://t.co/voFNNwpeHK
— 秋田浩之(日本経済新聞)Hiroyuki Akita (Nikkei, Commentator) (@Hiroakitanikkei) March 8, 2022
影響は早くも出ているようです。
東京原油、13年半ぶり8万円台 一時突破、世界的に急騰 https://t.co/Rqk1wSRhW6
— 47NEWS (@47news) March 9, 2022
■
また、アメリカ国務省のビクトリア・ヌーランド政治問題担当次官は、「戦争はプーチンが自らの指導力を危険にさらすことを認識したときに終わるだろう」と述べました。
CIA長官も同様に、「プーチン氏はウクライナ支配を決意」と米議会で述べています。プーチン大統領の独裁体制が強まって以来誤った情報で政策判断を下し、ウクライナで誤算を重ねていると分析しています。
戦争は膠着状態になっている様相ですが、アメリカの情報機関の長官によると、プーチンは民間人の犠牲を顧みずウクライナでエスカレートする可能性が高いと議会で語っています。
また、ヘインズ国家情報長官も、ロシア軍が即座にウクライナの首都キエフを制圧してウクライナ軍を圧倒する計画をつくったが失敗に終わったと指摘しています。
アメリカ議会での高官の活発な発言も、経済制裁に伴う痛みを正当化するためのものとも考えられます。今後アメリカ国民は、世界は、日本は、どこまで痛みを許容できるでしょうか。
原油・天然ガス・石炭、その他あらゆる資源、穀物の価格がこれからどんどん高騰します。幸いなことに日本には原発があります。政府は思い切った決断をする時です。
— 猫組長 (@nekokumicho) March 8, 2022