アゾフ連隊、公安調査庁のサイトから削除:ロシア大使館は激怒

公安調査庁は、ウクライナのアゾフ大隊を「国際テロリズム要覧2021」から削除しました。

同庁は8日、ホームページを更新して、「事実と異なる情報が拡散されることを防ぐため、当庁HP上の『国際テロリズム要覧2021』から(アゾフ大隊に関する)記載を削除することとした」と発表しています。

「国際テロリズム要覧2021」中の「アゾフ大隊」に関する記載の削除について | 公安調査庁
公安調査庁のウェブサイト

公安調査庁は、

近時、一部において、アゾフ連隊」をネオナチ組織と認めている旨の事実と異なる情報が拡散されている状況が見受けられますが―(中略)―公安調査庁が「アゾフ大隊」をネオナチ組織と認めたものではありません。

と述べています。

東京都港区麻布台にある在日本ロシア連邦大使館 Wikipediaより

この件に関して、ロシア大使館は激怒。

https://twitter.com/RusEmbassyJ/status/1512972949770608640

ナザレンコ・アンドリーさんは訂正されたことを感謝しています。

https://twitter.com/nippon_ukuraina/status/1512359665673584643

親露派の工作が潰されつつあるとの見方があります。

一部では、相当な圧力がかかったとの見方もあります。

けれども、そういった見方にはロシアのプロパガンダの一定のパターンが見て取れると言います。

外国政府が、SNSなどを通じて自分たちに有利な世論の形成をめざすというハイブリッド戦争の時代を、われわれは生きています。