公安調査庁は、ウクライナのアゾフ大隊を「国際テロリズム要覧2021」から削除しました。
同庁は8日、ホームページを更新して、「事実と異なる情報が拡散されることを防ぐため、当庁HP上の『国際テロリズム要覧2021』から(アゾフ大隊に関する)記載を削除することとした」と発表しています。
公安調査庁は、
近時、一部において、アゾフ連隊」をネオナチ組織と認めている旨の事実と異なる情報が拡散されている状況が見受けられますが―(中略)―公安調査庁が「アゾフ大隊」をネオナチ組織と認めたものではありません。
と述べています。
この件に関して、ロシア大使館は激怒。
ナザレンコ・アンドリーさんは訂正されたことを感謝しています。
親露派の工作が潰されつつあるとの見方があります。
公安調査庁が「近時、一部において公安調査庁が“アゾフ連隊”をネオナチ組織と認めている旨の事実と異なる情報が拡散されている状況が見受けられますが、このような誤った情報の拡散は誠に遺憾です」と公表。あらゆる親露派の工作が潰されている。特定勢力が追い詰められてきた https://t.co/1jU64BRank pic.twitter.com/mZG9BzyWQA
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) April 8, 2022
一部では、相当な圧力がかかったとの見方もあります。
圧力
RT 苫米地博士、何時も貴重な情報ありがとうございます。
ついに公安がアゾフの記述を削除しました。
これは相当な圧力か忖度ですかね。
テレビ局にも恩を売れて、天下り先でも確保したのかと勘ぐります。https://t.co/fhpq2zjqQ0— 苫米地英人 (@DrTomabechi) April 9, 2022
けれども、そういった見方にはロシアのプロパガンダの一定のパターンが見て取れると言います。
ロシアのプロパガンダ、影響力工作について、かなりの程度同じパターン(「ネオナチ」「アゾフ大隊」「アメリカの非人道性」)が繰り返されているので、それをかなりの頻度で連日繰り返しているアカウントは、相当程度、ロシア政府との繋がりのある工作活動であることを、自ら証明しているのはないか。
— Yuichi Hosoya 細谷雄一 (@Yuichi_Hosoya) April 4, 2022
外国政府が、SNSなどを通じて自分たちに有利な世論の形成をめざすというハイブリッド戦争の時代を、われわれは生きています。