河瀬直美監督、東大入学式で「どっちもどっち」の祝辞に批判殺到

アゴラ編集部

東京大学の入学式が日本武道館で開かれ、3000人の新入生が出席しました。来賓の映画監督の河瀬直美氏が祝辞で「ロシアという国を悪者にすることは簡単である」と述べました。

「一方的な側からの意見に左右されて本質を見誤っていないか」「誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで私は安心していないか」と東大生に訴えかけました。

入学式の行われた日本武道館 Wikipediaより(編集部)

「どっちもどっち」論に持ち込む余地はないという批判が多く上がりました。

侵略した国と侵略された国を同格に論じる祝辞は、東大の見識も問われます。

河瀬監督の周りではみんな簡単に言っているのかもしれません。

全文はこちら。すぐ東大のウェブサイトに掲載されたので、事前に東大の事務局は目を通していたはずです。

 

東大の人選のセンスがわからないという意見も。どのような経緯と理由でこうなったのか気になるところです。

東京大学のリベラルの先生も怒っておられますが、怒っているポイントがどこなのか気になります。

河瀬監督は、NHK製作による自身のドキュメンタリー番組でも捏造が見られたと話題になったばかりでした。

NHK BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」より

河瀬監督は、その際の「私たちの選択が正しかったか、間違っていたか、次の世代の教科書のようにして頂けると有難い」という発言で鮮烈な印象を残しています。

「どっちもどっち」論の浸透には目を見張るものがあります。