知床の海難事故、運航会社やコンサルに延焼

観光船を運航していた知床遊覧船の元船員らの証言によると、桂田精一社長は海運に関してもまったく知識を持ち合わせておらず、船のメンテナンスもせず、ベテラン船員らを解雇していました。

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知床観光船遭難事故 「強欲社長」の父が周囲に漏らした“高い保険に入っていてよかった”(抜粋) | デイリー新潮
北海道・知床半島の沖合で、乗客と乗員合わせて26人が乗った観光船が消息を絶った事故。…

この経営判断には、ある方面では著名なコンサルタントが介在していることが明るみになり、こちらも非難が沸き起こっています。

知床 観光船遭難【詳細】運航会社社長が初会見 当日の状況は… | NHK | 知床観光船遭難

会見する知床遊覧船の桂田精一社長 NHKより

桂田社長は、議員であった父親の経営していたホテル引き継ぎました。知床遊覧船を買収した際に、コンサルを依頼したのが、コンサルタント会社社長・小山昇氏だったそうです。小山氏はこの武勇伝を『ダイヤモンド・オンライン』で述べてましたが、記事は削除されているそうです。

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小山氏の「手腕」は、日経でも紹介されていたそうです。

このコンサル会社が関わった企業の元社員とみられる人物の発言によると、その極端な手法は有名だったようです。この会社は今でも営業しているのでしょうか。社員の方々は大丈夫なのでしょうか。心配になってしまいます。

われわれの想像を超えた不祥事を起こす企業には共通点があるとの指摘もあります。

みんなが「中抜き」したがる社会になってしまったのが日本の没落の一因かもしれません。

コンサル業者と運営企業の経営の品質管理が厳しく問われています。