5月の企業物価指数は9.1%上昇:消費者物価の上昇は時間の問題

日銀が発表した5月の企業物価指数は前年の同月と比べて9.1%の上昇になりました。15か月連続で前月比を上回ります。

企業物価、5月9.1%上昇 15カ月連続前年超え - 日本経済新聞
日銀が10日発表した5月の企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は112.8と、前年同月比で9.1%上昇した。前年の水準を上回るのは15カ月連続。ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で、公表515品目のうち8割が値上がりした。指数の水準としては4月と並んで1960年の統計開始以降で最高だった。エネルギー価格の上...

輸入物価の上昇率は、円に換算した場合、前年の同月と比べ43.3%も上昇しています。

あらゆるコモディティ価格が上昇しています。日銀は「ウクライナ情勢を受けた資源価格の高騰」と述べていますが、ほんとうにそれだけでしょうか。

コスト削減だけでは対応しきれない企業も増加してきています。

https://twitter.com/goto_finance/status/1535048745100152832

価格の転嫁を抑えて利益を削っているといずれ限界が来てしまいます。

アメリカのCPI(消費者物価指数)もまだまだ上がりそうな気配です。

日本の打撃は、アメリカよりはるかに大きいくなりそうです。

誰がインフレを望んでいたのかという犯人探しも始まっています。

金利は上げられませんが、給付金や減税で乗り切れるでしょうか。

立憲民主党も不信任案の提出理由にインフレをあげていましたが、あまりにも存在感がなさすぎました。

日本人の多くも現状を理解していないのかもしれせん。

消費者物価が大きく上昇したとき、日本国民はどのような反応を示すでしょうか。