迷走する節電ポイント、2000円に増やしたが「節電より発電だろ」

アゴラ編集部

政府は24日の記者会見で、節電プログラムに参加する家庭にまず2000円相当のポイントを付与し、さらに節電をした場合には電力会社が実施する節電ポイントに国が上乗せすることを検討しいていると表明しました。

節電参加の家庭にポイント2000円分 政府が検討表明 実績に沿った上乗せも調整 - 日本経済新聞
木原誠二官房副長官は24日の記者会見で、節電プログラムに参加した家庭に2000円相当のポイントを支給することを検討中だと表明した。「家庭や契約事業者がもう一段の節電をした場合に電力会社の節電ポイントに国がさらに上乗せ支援をする」と説明した。政府は電力の使用量を減らした家庭にポイントを付与する新制度を設ける方針を示してい...

もらえるポイントが少なければ節電の動機としては弱いですが、多くすれば財政の負担がそれだけ重くなります。けれども、そもそもなぜ政府はこんなことを検討しているのでしょうか。

熱中症などを考えれば、リスクとベネフィットがまったく見合わないという指摘も。

2000円はどこから出てきた数字なのでしょうか。

2000円なんかいらないから電気をしっかり供給してほしいですよね。

2000円の前にそもそも再エネ賦課金が家庭の大きな負担になっているという指摘も。

政治の尻拭いをしている行政がかわいそうだという意見も。でも、世界一強固な身分保障のある行政職員にはもうちょっとがんばってほしいです。

一部の人の間では、電力不足対策がなぜか物価対策にすり替わってしまっています。

原発利権を守るために節電ポイントを利用していると、かなりうがった見方をする人もいます。政府がそこまで考えてくれていたらいいのですが、そんなことはないと思います。

とにかく、参議院選挙までは安全運転でしょうか。原発も封じて、石炭火力も封じていては、産業振興どころか死者が出ます。