岸田文雄首相は、G7サミットの閉幕時の会見で、「供給力の確保に向けて最大限、原子力を活用」し、原子力発電所の再稼働については「審査の迅速化を着実に実施していく」と述べました。
また、補修や定期検査が終了した火力発電所も活用し、「今後2つの火力発電所を再稼働して夏の供給力の確保に万全を期す」と語っています。
一刻の猶予もありません。もはや稼働を検討している段階ではありません。
きがつかなかった。こんなに原発はすくなくなっていたのか。冬までに全部再稼働させるようにしましょう。 https://t.co/GG5hgXZ7Lc
— 有馬哲夫 (@TetsuoArima) June 28, 2022
法律に基づいて止められているわけではないので、大臣のがんばりにかかっています。
今回の電力危機は、ポスト岸田とも目される萩生田さんの正念場。節電ポイントだけだったら終わりだ。原発再稼働か再エネ賦課金廃止か、思い切った手を打てば打開できる。それは大臣の権限だ。
— 池田信夫 (@ikedanob) June 28, 2022
その節電ポイントは効果がないうえに間に合わないらしいです。
岸田政権の電力ひっ迫対策の目玉政策である「節電ポイント」は、7月にピークを迎える夏の電力不足には間に合わないらしい。もともと本質的な解決策になってない上に、間に合いもしない。異次元の愚策。原発再稼働をなぜやらないのか。 https://t.co/BJMkuU4GDR
— 青柳仁士 衆議院議員<維新> (@aoyagi_h) June 28, 2022
検討士と言われつつ、意外と策士だという指摘も。これからの再稼働に関してもそうであってほしいものです。
岸田さん麿麿しくて検討検討言ってますが、あのキャラのおかげでタカ派の政策ガンガン通っているんですよね。26年ぶりに経済安保を含む政府提出法案全部通りましたし。憲法審査会も動いている。原発も2機再開、防衛費も増強、77年振りにソロモン防衛の自衛隊派遣、公約も1番目が安全保障
— 渡邉哲也 (@daitojimari) June 25, 2022
陰りの見えた支持率を反転させるチャンスでもあります。
このままでは円安がただの国民窮乏化政策になってしまいます。
これで原発の再稼働を検討もしない岸田ってどうよ。
円安はチャンスとか、これじゃ工場も作れないのに頭おかしい pic.twitter.com/KYOmIP7VkE— Isseki Nagae/永江一石 マスク外して経済再建へ (@Isseki3) June 28, 2022
岸田首相は5月末に、北海道電力泊原発の運転差し止めを命じた札幌地裁判決について尋ねられたときにも、「安全第一で原子力規制委員会の新規制基準に基づいて安全が確認されたものを地元の理解を得ながら再稼働を進めていく」と述べています。節電ポイントは支持率への目くばせで、じつは抜本的な電力対策を考えていたらよいのですが。
今夏以降の電力危機は生命を左右します。既存の原発の再稼働に踏み切る決断を検討し、さらに実行を決断することを期待します。