【参院選】岡山は自民現職・小野田紀美氏が公明党の推薦を受けず公明票は対立候補へ

アゴラ編集部

岡山選挙区では、公明党が自民党現職の小野田紀美氏の推薦を見送るという異例の状況の中で選挙戦が行われています。自公の微妙な距離感が表面化するという事態となっています。同選挙区では、5人の候補者が1つの議席を巡って激しい戦いを繰り広げています。

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今年の1月に、公明党の山口那津男代表が、参院選で自民党候補者へ推薦を見送ると自民党に揺さぶりをかけていたことに対し、小野田議員が、直球のツイートで返したことが発端とされています。小野田氏は日頃からストレートな物言いやその問題意識から、共感する人が多くいます。

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公明党はこれを受け、岡山選挙区での会員の投票を自主投票としました。

小野田紀美氏 同氏HPより okimo/iStock

ネット上では公明党の推薦を断った小野田氏を応援する声が多いです。

「正論」がどこまで通じるのか、期待と不安が高まります。

自主投票とはいうものの、公明党は無所属で立憲民主推薦の黒田晋氏に票を集めていると言われています。対立候補とされている黒田氏が当選する可能性も出てきます。

参議院選挙・岡山 小野田が引き離す - 日本経済新聞
2期目を目指す小野田は与党議員としての実績を強調し、独走する。会社員や自営業を中心に、自民支持層の8割強を固めた。玉野市長を4期16年務めた黒田は立民支持

岡山選挙区には日本中から注目が集まります

自民党と公明党の今後の関係を占う重要な選挙区といえそうです。