岡山選挙区では、公明党が自民党現職の小野田紀美氏の推薦を見送るという異例の状況の中で選挙戦が行われています。自公の微妙な距離感が表面化するという事態となっています。同選挙区では、5人の候補者が1つの議席を巡って激しい戦いを繰り広げています。
今年の1月に、公明党の山口那津男代表が、参院選で自民党候補者へ推薦を見送ると自民党に揺さぶりをかけていたことに対し、小野田議員が、直球のツイートで返したことが発端とされています。小野田氏は日頃からストレートな物言いやその問題意識から、共感する人が多くいます。
公明、自民推薦の見送りを検討 参院選、地方組織に伝達(共同通信)
https://t.co/6FV2roVz7e
政党が違うのですから、選挙は他党の推薦ありきでやるのではなく、それぞれ自由にやるのが自然ですよね。公明党さんの推進見送り検討、共感します。お互いそれぞれ頑張りましょう!ってやつですね!— 小野田紀美【参議院議員_岡山選挙区】 (@onoda_kimi) January 15, 2022
公明党はこれを受け、岡山選挙区での会員の投票を自主投票としました。
岡山県選挙区 小野田紀美参議院議員、公明党の推薦を求めず https://t.co/Sw2OIbrvmj
— 渡邉哲也 (@daitojimari) May 28, 2022
ネット上では公明党の推薦を断った小野田氏を応援する声が多いです。
公明党の推薦を断った自民党の小野田紀美議員には何としても当選してもらいたい。
— 猫組長 (@nekokumicho) June 25, 2022
「正論」がどこまで通じるのか、期待と不安が高まります。
「公明と一緒では憲法改正できない」との自民の“信念の人”小野田紀美氏が「日本の為に戦う私が力を貰うのはどこかの特定の誰かからではない」と。特定の誰かとは公明と創価学会。全国32の1人区で唯一自民を支援しない岡山創価学会は野党を組織的支援。彼女の勝利で連立解消へ https://t.co/AhcIjJ9zTx
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) July 5, 2022
自主投票とはいうものの、公明党は無所属で立憲民主推薦の黒田晋氏に票を集めていると言われています。対立候補とされている黒田氏が当選する可能性も出てきます。
岡山選挙区には日本中から注目が集まります。
【参院選】岡山選挙区が熱い!
自民小野田紀美氏が公明の推薦を拒否→公明キレて推薦取り消し
自民党の国会議員で公明党の推薦を拒否したのは初めて
「我々の推薦無くして当選できると思っているのか!」というような公明の態度を、自公支持者はどう判断するか! https://t.co/UBe32hWixg
— 竹田恒泰 (@takenoma) June 23, 2022
自民党と公明党の今後の関係を占う重要な選挙区といえそうです。