【参院選】全当選者が確定:自民が大勝、立憲・共産は大きく後退

自民党・公明党

自民党は単独で選挙区で45、比例代表で18の計、63議席を獲得しました。改選議席125の過半数を確保し大勝しました。公明党は選挙区で7、比例代表で6の計、13議席となります。

与党の議席数は76議席となりました。前回、2016年に安倍政権下で勝利したと言われる参院選での獲得議席は71議席でした。

当選した小野田紀美氏、猪瀬直樹氏、今井絵理子氏、福山哲郎氏 各氏Twitterより

野党・無所属

立憲民主党は選挙区で10、比例代表で7の計17議席。
日本維新の会は選挙区で4比例代表で8の計12議席。
国民民主党は選挙区で2、比例代表で3の計5議席。
共産党は選挙区で1、比例代表で3の計4議席。
れいわ新選組は選挙区で1比例代表で2の計3議席。
社民党、NHK党、参政党は、いずれも比例代表で1議席。
無所属が選挙区で5議席となっています。

野党・無所属を合わせた議席数は47議席となりました。2016年の参院選では51議席でした。

SeanPavonePhoto/iStock

社民党、NHK党も2%の得票を獲得し、政党要件をかろうじて維持しました。社民党はもはや党是や政策どころの戦いではなかったようです。隔世の感があります。また、公明党の集票力にも陰りが見えています。

予想通りと言えば予想通りの結果ですが、民意を読み取りあぐねる声もあります。泡沫政党と言われていた政党の躍進の意味は重いかもしれません。

民意って、選挙の結果でしょうか。それとも街頭演説の人出のことことでしょうか。(写真のトリミングも怪しいですが)

これで野党共闘の効果があるのかないのか、これでますますわからなくなりました。立民と共産の議席減は、前回の野党共闘で嫌気されただけのように見えるのですが。

参院選の結果が好感したということですが、ほんとうでしょうか。金融所得課税からの「インベスト・イン・キシダ」で世界から失笑を買っていますが、安定的な長期政権の可能性が好感されたということでしょうか。

選挙の結果はいかにでも読み解けますが、もう少し素直に読み解いてもいい気がしました。