海外旅行の最大のリスクは帰国前のPCR検査

カンボジア、アメリカのカリフォルニアに続いて今度はモンゴルに出かけることになりました。今回はインナーサークル資産設計実践会のスタディーツアーで、10名の投資家と一緒にウランバートルに行ってきます(画像をブログで見る)。

海外に出かける際のコロナ対策は毎回コロコロと変わっており、出かける前に最新情報をしっかりと収集しておく必要があります。

今や多くの国では、入国時の制限や規制はなくなり、現地の生活も平常時に戻りつつあります。

先月カリフォルニアに出かけた時は、お店のスタッフやホテルのフロントのような仕事をしている人以外は、ほとんどマスクもしていませんでした。

Nadezhda Nazarova/iStock

日本人が海外に出かけると厄介なのが、帰国前の現地でのPCR検査です。日本政府から72時間以内の陰性証明の提出が求められており、現地のクリニックで検査をする必要があります。

検査のために時間と費用がかかり、旅行者に大きな負担になっています。カンボジアでは検査費用が130ドル、カリフォルニアでは125ドルかかりました。アメリカでは350ドルかかったという友人もいます。はっきり言って、合法的なボッタクリです。

また検査の予約をしたり、クリニックまで出かけ、結果を待つ時間も勿体ないと思います。

しかも、万が一陽性になってしまうと、帰国することができなくなります。例え無症状であっても感染すれば新興国に取り残される。これだけは何とか避けたいものです。

ウランバートルで陽性になってしまい、モンゴルにしばらく滞在せざるをえなくなる。そんな最悪のシナリオにならないように祈りながら、なかなか行く機会の無い新興国の雰囲気を味わってこようと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年7月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。