立てた仮説は検証せねばならない

10日経ったので自分のブログの仮説を検証してみる

わたしはいままでたくさんの仮説を立てて仕事をしてきましたが、コロナ禍でもたくさんの仮説を立ててきました。かなりの確率で立てた仮説は的中したと思います。アンチの皆さんは「ココが外れた」とか言い立ててくるわけですが、神じゃあるまいし全部当たるわけ無いでしょ。www

Andrii Yalanskyi/iStock

問題は外れたらそれを修正して再仮説を立てることです。コロナ禍では医者のジャンルの皆さんはそれを全くせず、個人の感想のような「マスクをピッチリ付けたからピークアウトした」「感染拡大するとロックダウンしなくてもみんなが自主的に行動制限するからピークアウトした」みたいな寝言で逃げようとする。自主的に行動制限したから減るのであれば、行動制限止めたら増えないといけないのだがそれについては一切言わない。データ見たら人流と感染拡大なんてほとんど因果関係はない。


厚労省のデータだがまん防解除されて人出が激増しているのに感染者数は3ヶ月も減少し続けた。いまや「新しい競争力の強い変異株が出ると感染拡大し、かかりやすい人が掛かるまで拡大して燃え尽きると収束して次の変異株まで静かになる」という山火事理論以外に説明できないのは明白なのに、いまだに「素人ガー」とか負け惜しみを言ってます。

第7波は6波と比較してどれくらいの脅威なのか
またまた感染者数で煽るテレビと専門家 あの岸田総理でさえ「もうコロナでは重症者がでないので経済を回さないと」と口走りはじめたというのに、相変わらずテレビは煽ります。ココの最大の問題は 本当に第7波は重症者数が少なくなっているのか ...

このとき

  • 第6波と7波の比較は1週間待て
  • そもそもオミクロンは高齢者にワクチンさえ打っていれば早々は死なない
  • 人流抑制などはまったく効果がないし感染拡大とは関係ない
  • こんなことは先進国ではみんなわかっているから感染者数が増えても気にしない

と、書きました。1週間ではなく10日待ちましたので検証したいと思います。

重症者はほとんど増えなかった

上が新規陽性、下が重症者で目盛りを合わせました。

第6波と比較して微増ですよね・・・・

大惨事とか言ってる沖縄も第6波の2倍くらいの新規陽性で重症は半分以下・・・もっとも高齢者の3回目ワクチン接種率が日本最低ですからこの後は知りません。

誰も死なない病気に・・・・

死者はもっと顕著です。

地方は死者が微増しましたが首都圏は逆に6月より減っています。東京の死者を数日見ても

7/20分

失礼ながら平均寿命を遥かに超えた90代2人・・・・・3は診断から死亡まで2ヶ月も経過しているし、4は当日だからコロナが原因ではなさげ・・・・・。
2週間経過したら死者が増えてくるガーとかいう方もいますが、第6波では確かに感染爆発から2週間くらいして死者がどっと増えました。しかし今回は感染爆発開始して1ヶ月くらい立ちますが首都圏は逆に減っています。ww

ここで言っておきますが、2週間後に重症が増えるっていうのはデマです。統計が分からない典型。

×「感染が増えると2週間後に重症者が増える」

○「感染のピークと重症者のピークは2週間ずれる」

重症になるのに2週間かかるわけではない。重症化までの日数は1週間以内で中央値は3日なのです。 重症者は毎日の新規ではなく同じ人がずっと重症なのでいわば累積。累積と1人一回カウントの新規陽性をごちゃ混ぜにした数学が分からない人の典型。累計のピークは新規と2週間ずれて当たり前。


↑ ココに詳しく

第7波の東京のピークはいつか

第6波では東京では累計100万人が陽性判定。無症状や、症状があっても病院に行かない人も多数いるので実際にはほぼかかるべき都民はかかったのではないかと思います。
同様に全国では480万人が陽性判定されています。人口密度の低い県は罹患しないでスルーした人も多かったと思われ、島根や佐賀、大分がいま喰らっています。

第6波でピークアウトするまでいったい何人くらいの人たちが罹患したのか・・・・日経のサイトから引き算しますと東京は43万人くらいでした。

昨日現在では東京の第7波の累計陽性者は49万人くらいです。

仮にBA-5の感染力がBA-1と同程度ならすでにピークに達していてもおかしくなく、陽性率を見ますと第6波を超えていますが(濃厚接触の追跡をしなくなったので第6波より高くなるのは当然)、数日前から


上昇率の角度が弱まってきたように見えます

実際には保健所の報告が遅れますので、梅雨明けの確定が9月になるのと同じで、ピークアウトの確定は2週間ほど遅れます。第6波の時は一月中にはピークアウトするという仮説でピタリとマグレ(w)であたりましたが、今回も7月中にはピークアウトし、どこかの教授が言っていたように8月の中旬に1日5万人を超えるということにはならないと思います。仮にそうなれば第7波の東京の累計の陽性者は500万人以上になり、検査を受けない実際の陽性者は数千万単位となって東京の人口を遥かに超えるからです。

マスコミや医者はここぞの春とばかり不安を煽り立てますが、死者や重症をみても第6波をかなり下回り、バカの空騒ぎで終わると思います。早く5類にしておけば無料の検査場に長蛇の列ができて発熱外来に若い世代が押しかけてパンクさせることもなかった。本当に日本は世界の後進国です。

あ、先進国はこんな感じですがみんな平常運転ですよ。騒いでいるのは日本と中国のみ。欧米は検査は有料化されて米国は数百ドルですから実際にはこの何倍もの新規陽性がいます。

わたしと音喜多君、立憲の中谷さん、自民の藤末さんの新刊「日本沈没を食い止めろ!」がでました。

[音喜多駿, 永江一石]の日本沈没を食い止めろ!


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年7月21日の記事より転載させていただきました。