「超」急激な円高、ドル円132円台:円高へ巻き戻しか?

29日の東京外国為替市場では、円が急上昇しました。21日の138円88銭の安値から、29日には1ドル=132円台を付けました。

わずか24時間で3円、1週間で6円超の円高が進みました。日米金利差の拡大を手がかりに円売り・ドル買いを膨らませてきた投機筋でしたが、円を買い戻す動きが強まっているようです。

円132円台、1週間で6円円高に 円安トレード巻き戻し - 日本経済新聞
円相場が急上昇している。29日には一時1ドル=132円台を付け、21日に付けた138円88銭の安値からわずか1週間で6円超の円高が進んだ。日米金利差の拡大を手がかりに円売り・ドル買いを膨らませてきた投機筋が巻き戻しの動きを強めている。夏季休暇前後で市場取引が薄く、円相場の動きが荒い。29日の外国為替市場で円相場は一時1...

急激な円高に黒田日銀総裁はなにを思う

急激な円高は一時的なものなのでしょうか。それともなんらかのトレンドの変化でしょうか。

さいきんの為替の急激な変動は目を見張るものがあります。

他通貨の動きと見比べると、主にドル安と考えられます。アメリカの景気後退の懸念から急激にドル安に動いたという見方もあります。

27日のFRBの会合後、パウエル議長が今後の利上げ幅ペースを緩めるような発言をしたため、ドル安を後押ししたという見方もあります。

FRBの利上げは、とても難しい局面にあります。

急激な円高におびえる一方、円安は国内の製造業にとってプラスにはならなくなってきている見方もあるようです。

それにしても、これだけ動くというのは、投資家の心中も穏やかではありませんね。

岸田政権が抜本的な円安対策を検討しているうちに、円安は終わり、円高に振れてしまうのでしょうか。