イデオロギーではなくプラグマティズム的対応を:例えば「AV新法」について

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日から維新政治塾オンライン・第6期第2タームがスタートしました。第1ターム120名を超える150名の方々に入塾いただきました。写真は取りそこねた…!

塾の初回講義ではいつも「維新八策と維新スピリッツ」と第して維新の根幹をなす考え方・理念をお伝えしているのですが、その一つに

「イデオロギー政党ではなく、プラグマティスト集団である」

という文言があります。プラグマティズム…社会や倫理の教科書に出てきたのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

頭で考える観念的な正しさを追い求めるのではなく、行動・実践して結果を判断する

その結果が良かったのか悪かったのか、都度検証し、修正しながら前に進み続ける

問題解決型政党であり、プラグマティスト集団。それが私たち日本維新の会なのです。

例えば、いわゆる「AV新法」に対する対応などはプラグマティズム的です。

AV新法は「偏見のもとに成立」 現役女優らが改正を求め署名活動「差別なくして」
https://encount.press/archives/338807/

本日は豪雨の中、新橋駅前で当事者の皆さまが先の臨時国会で成立したいわゆる「AV新法」改正を求めるチラシを配っていました。

AVへの出演強要など被害をなくすことを目的に作られた新法案でしたが、拙速に成立させたこともあって、適正に運営されていた事業者・業界・女優などの当事者を過度に締め付ける結果を招くなど、改善点が多々指摘されています。

AV新法が可決後、AV女優さんの仕事がキャンセルされたり、リスケされた理由を説明するよ
https://note.com/tenfirefighter/n/n4257bbe53967
AV新法を変えるために皆にお願いしたい事
https://note.com/sannomiya_cmore/n/ne3600f4689cd

残念ながら神ならざる人が作った法律は完璧なものではなく、想定していなかった影響が出ることもあります。

当事者へのヒアリングを進めていくと、適正AV事業者への規制・負担が過剰になる一方で、もともと遵法意識が低い闇事業者たちには効力がない=被害者救済にならない法案効果になっている可能性が極めて高いようです。

私たち維新も、この法案の成立に賛成しました。普通の政党であれば、賛成したことを理由に少なくとも当面の間、その改善に動くことはないでしょう。自分たちの行動や法律を正当化して守りに入るはずです。

しかし私たちは実践主義集団・プラグマティスト政党。

その行動によって起きた結果に不具合があるならば、できるかぎり迅速に動く。反省すべきは反省し、次の一手に向かって行動する。

具体的な改正案の策定はこれからですが、実態調査を行い当事者の声をよく聞きながら、次期国会で具体的なアクションにつなげていけるように善処していきます。

それにしても土砂降りであった…今日は喋る仕事ばかりでさすがに疲れた。。

街宣に参加していただいた皆さま、ありがとうございました!

それでは、また明日。

SeanPavonePhoto/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年8月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。