「トップの人」とのお付き合いから見えるもの

どの分野にもその道を極めた一流の達人というのがいるものです。

私は、仕事でもプライベートでも、できる限りその分野の第一人者と言われるような「トップの人」とお付き合いをするようにしています。

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例えば、ワンルームマンションであれば、日本一の販売実績を持つ営業マンから、最初に中古ワンルームマンションを購入しました。今では、彼と一緒にセミナーを開催し、不動産投資で日本人のお金の不安の解消のお手伝いをしています。

また、ワインであれば、日本一カリフォルニアワインを販売する専門家の方にお世話になっています。6月にカリフォルニアに出かけた時も、現地で同行してもらいワイナリー訪問のアレンジもお願いしました。ワインの購入の相談にものってもらっています。

さらに、ヘアカットは日本でわずか9人しかいない髪カリスマにお願いしています。

「トップの人」に共通するのは、仕事に対する情熱がずば抜けていることです。もはや仕事としてやっているレベルを超えて、自分の人生のミッションのように圧倒的な熱量を傾けて取り組んでいます。

そのエネルギーが、周囲の人たちを動かす力となり、大きな結果を生み出しているのです。

また、コミニケーション能力が高いことも共通しています。単に自分の技術や能力が高いだけでは大きな成果を出すことができません。

仕事仲間やスタッフ、さらには顧客に対して自分の思いや考え方をわかりやすくしっかり伝え、共感してもらうことが、相互の理解を高め信頼関係の構築につながっていくのだと思います。

「トップの人」とお付き合いをすると、単に一流の技術や情報を得られるだけではなく、そのために必要な能力や努力といった裏側を知ることもできます。雑談をしていても参考になるような話が次々に出てきて、飽きることはありません。

ただし、このような人たちとお付き合いするためには、自分自身も常に磨いていかなければなりません。

自分が「トップの人」を選んでお付き合いするためには、自分も彼らから選ばれなければならないのです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年8月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。