岸田首相は、10日に行われる内閣改造、自民党の役員人事の顔ぶれを固めました。松野官房長官、鈴木財相、林芳外相らの重要閣僚を留任させる一方で、19閣僚のうち14人のポストを入れ替えます。総務相は寺田稔首相補佐官、法相は葉梨康弘衆院議員、文科相は永岡桂子衆院議員と、9人を初入閣させています。
第2次岸田改造内閣
・総理:岸田文雄(岸田派)
・総務:寺田稔(岸田派)
・法務:葉梨康弘(岸田派)
・外務:林芳正(岸田派)
・財務:鈴木俊一(麻生派)
・文科:永岡桂子(麻生派)
・厚労:加藤勝信(茂木派)
・農水:野村哲郎(茂木派)
・経産:西村康稔(安倍派)
・国交:斉藤鉄夫(公明党)
・環境:西村明宏(安倍派)
・防衛:浜田靖一(無派閥)
・官房長官:松野博一(安倍派)
・デジタル:河野太郎(麻生派)
・国家公安:谷公一(二階派)
・少子化:小倉将信(二階派)
・経済再生:山際大志郎(麻生派)
・経済安保:高市早苗(無派閥)
・地方創生:岡田直樹(安倍派)
・復興:秋葉賢也(茂木派)
自民党役員人事
・副総裁:麻生太郎(麻生派)
・幹事長:茂木敏充(茂木派)
・政務調査会長:萩生田光一(安倍派)
・選挙対策委員長:森山裕(森山派)
・総務会長:遠藤利明(谷垣グループ)
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実務という意味では、疑問符がつくようです。
内閣改造の布陣についてNHKの記者は「重厚な布陣」としたり顔に言っていたが、林(外務)、鈴木(財務)松野(官房)の無能3人を留任させて何が重厚なものか。焦点の防衛で浜田は“最悪”ではなかっただけ。岸は安全保障担当の首相補佐官というが、もし毎日出勤するのなら、防衛相留任でも良かった。
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) August 9, 2022
閣僚の人材難を心配する声も。
岸田内閣の顔ぶれほぼ確定。“あり得ない”林芳正外相の留任が真っ先に決まる情けなさ。財務官僚の“操り人形”鈴木俊一財務相も留任。“緊縮&増税路線”確定で最悪。だが高市早苗経済安保相は対中経済戦争の要に。浜田靖一防衛相は“媚中”福田達夫氏よりはよかったという程度。河野太郎デジタル相は大丈夫か pic.twitter.com/HrQHYC4KLL
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) August 9, 2022
山上容疑者は予想外に大きな影響を与えました。
山上徹也にとっては予想以上の大収穫だろう。なんと内閣改造に影響を与えた。こんなテロリストの成功体験をつくっていいのか。 https://t.co/mvzzqk37Yc
— 池田信夫 (@ikedanob) August 6, 2022
旧統一教会との関係で内閣改造が矮小化されてしまったという指摘も。
岸田総理は、今回の内閣改造を旧統一教会と関係のない人で固めたという。内閣改造を矮小化しているのではないのか?顔ぶれも、各派閥からの名簿通りである。高市早苗氏を経済安全保障担当大臣に就けたが、岸田総理が媚中政策を取れば閣外にさるべきである。高市早苗氏は次期総裁選では勝負である。
— 渡部篤 (@watanabeatushi) August 9, 2022
政治の混迷がますます深まらないか憂慮されます。