SNSが作り出す想定外のリアルな「化学反応」

以前のブログに書いたように、どの分野であっても、それぞれのトップの人とお付き合いすることで、上質な情報に出会え、最高の結果を生み出します。

そして、その分野がニッチであればあるほど、マニアな方がいて、他には無い深掘りした情報を持っているのです。

昨日のブログで北海道の飲食店の予約について書いたところ、札幌在住のブログの読者の方からメッセージを貰いました。

takasuu/iStock

SNSにも積極的に配信し、地元でワイン会などを主催している、かなりグルメな方のようです。

食べ物やお酒の趣味もとても似ているので、お店の予約について相談し、アドバイスをいただきました。

ゴ・エ・ミヨのような全国版のガイドブックも参考になりますが、地元で頻繁に有名店に出かけている方の情報は、レベルが違います。

私が行きたかったものの予約できなかった札幌屈指の人気寿司店には、50回以上出かけていて、貸切の食事会までやっているそうです。経験レベルが、完全に別次元です。

メッセージのやり取りで盛り上がり、意気投合したことから、何と北海道に行った時にお食事をご一緒することになりました。

お会いしたこともない方と、1時間ほどのネット上でのやり取りだけで、男性2人きりでのいきなりのお食事の約束。

冷静に考えてみれば、とても奇妙な展開です。

しかし、先方の男性は以前より私のブログを読んでいて、どのような人物なのかは把握しているようです。私も、その方のSNSの時系列の投稿を拝見し、信頼できる方だと判断しました。

まさに、SNSが作り出したリアルな「化学反応」です。

東京からたくさんのグルメの人たちが、北海道だけではなく全国あちこちに出かけ情報発信しています。しかし、地元に住み、頻繁に食事をしている人にはかないません。

ブログに書いた記事がきっかけで、札幌に出かけるのが益々楽しみになってきました。

毎日ブログを更新するのは、なかなかの重労働です。正直、時には止めたいと思う時もあります。でも、こんな出来事があると、やっぱり続けていて良かったと報われた気がしました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年8月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。