来月仕事で北海道に出かける予定があり、せっかくなので前乗りして北の食を探訪してみることにしました。
今回のお店探しで頼りにしたのが「ゴ・エ・ミヨ」というガイドブックです(写真)。ミシュランほどの知名度はありませんが、東京以外の飲食店を取り上げたガイドブックの中では信頼性が高いと思っています。
東京を含む全国の名店が、20点満点で評価されており、全国一律の基準でどのように評価されているかを知ることができます。また、このガイドブックは訪問時のコメントが充実しているのも有難いです。
ただ、食の満足度は極めて個人差が大きく、ガイドブックの評価を鵜呑みにするのは賢明とは言えません。飽くまで、自分の主観と比較してみるために使うのが良いと思っています。
日程も決まっているので、平日の夜の時間に札幌で和食かお寿司を食べられるお店をピックアップして、いくつかのお店に早速コンタクトしてみました。
北海道といえば、まずはお寿司です。札幌には双壁と呼ばれる2つのお寿司の名店があります。お店に電話すると、当然のようにどちらも満席でした。
さらに、いくつかのゴ・エ・ミヨ掲載店に問い合わせをしてみましたが、定休日だったり満席だったりと予約が取れません。7つ目のお店で、ようやく予約を取ることができました。
お寿司や和食は、もともと席数が少ないので、それほど多くの予約を受け付けていないのかもしれません。それでも、人気店の予約事情は東京とあまり変わらないようです。
むしろ、旅行者が旅先での飲食店の予約をする場合、いつも行く地元よりもさらに慎重になります。もし残念なお店に入ってしまうと、食事だけではなく旅行自体の印象が悪くなってしまうかもしれないからです。
失敗したくないという心理が強くなり、知り合いからの口コミ情報も少ないことから、ガイドブックに載っている人気店や評価の高いお店に予約をしてしまうのです。
その結果、皆が同じように行動するようになって、特定の店に人気が集中し、予約困難店になってしまうというわけです。
席数の多いフレンチやイタリアンのお店であれば、予約が取りやすいのかもしれません。しかし、今回は1人で出かける予定で、洋食系にはあまり向かないシチュエーションです。
何とか、行ってみたいと思えるお店の予約が出来て一安心。1年ぶりの北海道が今から楽しみです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年8月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。