IT評論家深田萌絵さんとの対談三部作の二本目は、「令和太閤記 寧々の戦国日記」から始まって、旧統一教会と南北朝鮮と国連、自民党の複雑な関係を論じている。
韓国の国粋主義がキリスト教を通じて日本に密かに浸透していること、もともと反共だったはずの旧統一教会が北朝鮮と手を組んだ背景と、日本の与野党との関係、潘基文前国連事務総長と旧統一教会の闇など論じている。統一教会の謎がやっとわかったと好評だ。
要約を以下に掲げるが、ぜひ、動画をご覧いただきたい。
Q:『寧々の戦国日記』と統一教会と何の関係があるの?
A:この本でとくに頑張って書いたのが文禄・慶長の役。秀吉はNHK大河ドラマでは悪いつも悪者にされるし、加藤清正など遠征で活躍した武将は韓国に配慮して主人公にしてもらえない。
この遠征のときに日本に連れてこられた韓国の官僚が日本に本格的な朱子学を持ち込んで、それまで自由闊達だった日本社会に半島式の身分差別や男女差別を持ち込んだ。
現代では、韓国のキリスト教の影響がカトリック、プロテスタント、旧統一教会などを通じて浸透してきている。
Q:旧統一教会は反共だったのがいつの間に北朝鮮と繋がった?
A:最初は南の反共政権を北から守るために創立され、それを支援するために日本でも勢力を拡げた。しかし、1991年に文鮮明が北を訪問して手を結んだ。このために資金が必要となり合同結婚式などがエスカレートし社会問題になった。
この時に、強力な対策に乗り出すチャンスだったが、邪魔したのは当時、「金竹小トリオ」として自民党を壟断していた金丸信。1990年に金丸・田辺(社会党)・石井一(のちに民主党)・武村正義(のちに新党さきがけ)を中心としたメンバーで訪朝。
1994年には規制すべきと言う国会質問に対し、しないと答弁したのは、村山内閣。菅直人・鳩山由紀夫・枝野幸男が幹部だった新党さきがけも連立に参加。2004年には中曽根康弘(息子の夫人の兄が前川喜平)と鳩山由紀夫が統一教会の大イベントで並んでスピーチしてる。2009年に麻生内閣で捜査したが、同年、鳩山内閣になって中止。
Q:どうして安倍さんに接近?
A:信者に反共時代から保守系が多いので、安倍さんと疎遠では都合が悪い。それで、安倍さんから見返りはなくても応援していた。ビデオメッセージはトランプも出すのでという要素が大きい。なにしろ、アメリカや国連ではたいへん強い影響力をもっているので、そのくらいは付き合うしかなかったのではないか。
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