ロシア軍が占領したまま砲撃が続いているザポリージャ原発で、最後に残っていた6号機の運転が停止されました。
ザポリージャ原発、全面停止 ウクライナhttps://t.co/WVFqadpuO3
— AFPBB News (@afpbbcom) September 11, 2022
これに先立って「6号機が外部電源から切り離された」というニュースが流れ、IAEAが警告していました。
おいおいおい。
《6号機を停止した場合、非常用のディーゼル発電機20機で原子炉を冷却することになる》
《原子炉の冷却が停止すれば、「約90分」で炉心溶融(メルトダウン)が始まる》
IAEA、露軍占拠のザポリージャ原発「外部電源復旧の可能性ほぼない」 : 読売新聞 https://t.co/wcY5bIrmDA
— 神庭亮介 (@kamba_ryosuke) September 10, 2022
しかしロイターによると、外部電源が復旧したので「安全対策」として稼働を停止したとのこと。すでに制御棒は入って核反応は止まったと思われますが、まだ崩壊熱が出ているので、数日は冷却が必要です。
ザポロジエ原発、稼働停止 安全対策の一環=運営企業 https://t.co/uInziXWnBc
— ロイター (@ReutersJapan) September 11, 2022
ザポリージャ原発6号機が単独運転を止め、運転停止。9月11日午前3時41分に停止し、冷温停止作業中。これは10日夕方に送電系統が復旧し、ウクライナ送電系統から所内用電力の電力供給が可能になったため。エネルゴアトムは非常用DGの燃料在庫積み増しに向けた対策を検討中。https://t.co/Il359neKou
— 松尾 豪 (@gomatsuo) September 11, 2022
また送電線が攻撃されて損傷し、外部電源が切れると、非常用電源だけで冷却しないといけません。それが切れると、燃料棒が崩壊熱で溶ける炉心溶融が起こるおそれがあります。
「チェルノブイリの電力停止」は危なくないのに、いまニュースで心配の「ザポロジエ原発の電力停止」が危ないのか?疑問の方は、ぜひご視聴ください!
【オンライン授業-35】チェルノブイリ原子力発電所の電源喪失で水冷中の使用済み核燃料は大丈夫? https://t.co/IoZnjXVsDs @YouTubeより
— ノギタ教授 (@Prof_Nogita) September 11, 2022
炉心溶融が起こると、数時間で燃料棒が圧力容器の底面に落ちて爆発を起こすメルトダウンが起こる可能性もあります。ロシア軍とウクライナ軍のどっちが攻撃しているのか、IAEAははっきり言っていませんが、ロシア軍が退去すれば、危険はなくなります。
ウクライナ進軍続く ザポリージャ原発は外部電源復旧 https://t.co/RKEHAREcSF #テレ東BIZ
— テレ東BIZ (@txbiz_ondemand) September 11, 2022
ロシア占領下のサポリージャ原発で外部電源が失われている問題、露軍も宇軍も「相手が攻撃している」と言っているわけだけど、そもそも露軍がそこに居なければ原発は無事なのだから、ロシアはとっととそこからどいて家に帰れ、以外の適解があるはずがない。https://t.co/47lzeuU7tR
— たられば (@tarareba722) September 11, 2022
ウクライナ軍がザポリージャ原発を奪還すれば、この状況はおさまるかもしれませんが、まだ状況は流動的です。