政府は、新型コロナウイルス感染者との接触を通知するアプリ「COCOA(ココア)」の機能を停止する方針を発表しました。河野太郎デジタル大臣が明らかにしました。感染者の「全数把握」の見直しに伴い、ココアの必要性が薄れたと判断したためということです。
コロナ接触確認アプリ「ココア」停止へ、河野デジタル相「総括をきちんとやる」https://t.co/Kx1BD4TvNh#社会
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) September 13, 2022
COCOAは、アプリが機能しない不具合を4カ月も放置されていたなど、とにかく話題に事欠きませんでした。厚労相の発注先は、典型的なゼネコン構造になっており、全体を把握していた人はいなかったようです。
当初の費用は4億円で少なすぎると話題になりましたが、その後どれだけかかったのか、何がいけなかったのか、検証が待たれます。デジタル庁と厚労省の責任の所在が明確になっていない時点で検証が出てこない可能性が高そうですが。
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どうしても批判が多くなります。
COCOAアプリ機能停止へ。
一体、何だったこのアプリ。何でもやることが中途半端。 pic.twitter.com/GadKeZgv9g
— Mi2 (@mi2_yes) September 13, 2022
最後の最後までダメだったようです。
Cocoa停止のニュースですらHTML壊れてて、最初から最後までとことんダメだったな。 https://t.co/0cfn0sAf1J
— bernie! (@bernie_jrt) September 13, 2022
感染の抑止効果は発揮できなかったという総括もあります。
COCOAは停止されることになりました。濃厚接触を含む感染者の追跡はもう止める方針ですから、その流れを受けてということのようです。正直当初目指していたような感染の抑止効果は発揮出なかったと思います。開発者としてできたこと、できなかったことがありました。https://t.co/xrLhkg13q2
— Aki Kodama (@akhkkdm) September 13, 2022
将来の糧となるかもしれないという前向きな見方もあります。
COCOAに対して、無駄だったとかいう意見が散見されるけどな。
そういう「技術に対して投資して結果が得られないとダメ」って言い方する人が、未来に芽を出すかもしれない技術を摘み取ってるんだと思うんだよ。— まかべひろし (@sinpen) September 13, 2022
真水の開発費や総額がいくらかかったかは、厚労省の担当者も把握していないのではないでしょうか。総費用は13億円とも言われています。
cocoa キャッシュフロー pic.twitter.com/hNy70oYgnB
— ℕ (@Sosei_Niki) September 13, 2022
COCOAは現実的に停止されますが、「5類が現実的」になるのはいつでしょうか。
接触アプリCOCOAの停止、遠からず入国者上限撤廃やビザ取得免除も検討、やはり10月の臨時国会で感染症法の見直しをするんだろう。これで万々万が一また岸田が「5類は現実的ではない」と言ったら吉本新喜劇やドリフ並みに全国民、いや世界中が壮大にずっこけるだろう
— あーぁ (@sxzBST) September 13, 2022
COCOA騒動は対岸の火事などではなく、日本社会やわれわれ自身の姿なのかもしれません。