22日正午前の東京外為市場で、ドルに対し一時145円台まで値下がりし、24年ぶりに円安水準を更新しました。
この円安は、アメリカFRBの大幅利上げに対し、日銀は大規模緊急緩和策を維持という日米の政策の違いに影響されています。
数日前より、145円を超えるのは時間の問題だとの専門家の指摘もありました。
レートチャックにより「145円が防衛ライン」との認識を市場がより明確に持ってしまった。この意味するところは「145円の防衛ラインを破られるとドル高/円安が馬車道を走るが如く進む可能性がある」ということ。ファンダメンタルズを考えれば145円を超えるのは時間の問題(続)https://t.co/4906992pn1
— 藤巻健史 (@fujimaki_takesi) September 18, 2022
円安で日本は世界の工場になるという希望的観測も見られます。
円安で日本は世界の工場になる? pic.twitter.com/EUMOTao19Y
— 平 均 (@225average) September 6, 2022
世界の工場になるにはまずは電力を安定させなければなりません。
円安が140円を超えて進行。更なる資源・食糧高は懸念されるが、円安は悪いことばかりでもない。中国等より国内が有利になれば製造業の国内回帰が期待される。ただし、それは電力の安定的な供給が前提だ。製造業の電力を再エネだけで賄うのは不可能。ここにも原発政策を前に進めるべき理由がある。
— 細野豪志 (@hosono_54) September 6, 2022
円安と資源価格高騰のダブルパンチは電気料金を直撃します。
原子力を強制停止させ続け、
天然ガス火力を急増させ、
再エネFITを激増させれば、円安と資源価格高騰の影響は甚大となるという話。
日本は、311震災以降、
そういう愚策を、
再エネ礼賛とともに選択してきた。その結果が今…https://t.co/rKinrPACHw
— 石川和男(政策アナリスト) (@kazuo_ishikawa) September 21, 2022
そして、インフレ税が現実味を帯びてきました。
インフレ税は冗談ではなく、1ドル=150円で3%ぐらいのインフレが起こると、政府の実質債務も現役世代の負担も10年で30%軽くなる。
問題は国債の暴落だが、国内に金融資産をもっている頭の悪い金持ちが損するだけ。https://t.co/trQLpI06GK— 池田信夫 (@ikedanob) September 7, 2022
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いずれにしても、急激な円安に対し日銀・黒田総裁は何を語るのか?
本日22日15時30分〜の記者会見に注目です。