ツイッターで、ある政党の方がドイツ大使館の方と面談して、天然ガスについて以下のような呟きをされていました。
その呟きに対して、アゴラ執筆者の藤原かずえさんは、以下のような辛辣なリツイートをされています。
天然ガスと液化天然ガスの区別がついていないのだから、価格やインフラに関する知識もゼロなのでしょう。日本社会の根幹であるエネルギー問題を全く理解していないにもかかわらず原発の廃止を断言するような無責任な生徒会政治の皆さんは、政治ごっこをやめて早く国政から退場して下さい https://t.co/4KH356oI7J
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) September 18, 2022
それに対して、僕はもし本当に「天然ガスと液化天然ガスの区別がついていない」人がエネルギーに関する政策に関わるのは問題だと思い、以下のようなツイートをしました。
天然ガス(NG)は常温でパイプラインで輸送するので、安価。液化天然ガス(LNG)は-162°Cに冷やして、大きな魔法瓶のタンカーで輸送するので、冷やすお金とタンカー代で高い。ドイツは前者で日本は後者。 https://t.co/5kVjTWuQcl
— ノギタ教授 (@Prof_Nogita) September 18, 2022
ということで、今回の動画は、題して「天然ガス(Natural Gas, NG)と液化天然ガス(liquefied Natural Gas, LNG)って同じじゃないの?と思っている人が観る動画。」としてお届けします。
ちなみに、過去に僕は、オーストラリア政府のニューコロンボ計画を通じてクイーンズランド大学の工学部の学生達を引率して、長崎の三菱重工の液化天然ガスLNG輸送用タンカーの造船所を三度見学しています。
あの一見枝豆みたいな液体の天然ガス、LNGを運ぶタンカーは、日本の技術が優れていて多くの造船をしていたのですが、最近は競合の国の技術が追いついてきて受注が苦戦しているとのことでした。今は、その三菱重工の造船所は売却されて大島造船となっているようです。