イギリス「トリプル安」の激震:日本も他人事じゃない?

23日のロンドン金融市場で英国債の利回りが急騰しました。トラス政権が大規模な減税策と国債の増発計画を打ち出し、インフレの警戒や財政・債券需給の悪化する懸念が強まったためと見られます。

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英通貨ポンドも対ドルで37年ぶりの安値をつけました。また、イギリス株も下げて「トリプル安」になりました。株安、債券安、通貨安が同時に起こることを「トリプル安」と言います。

シティ・オブ・ロンドン IR_Stone/iStock

イギリス・トラス政権が巨額の減税策を発表したことから、財政悪化の懸念が広がり、国債利回りが急騰しました。

インフレ時に減税を発表したため、債権はそれに反応して売られてしまいました。

一時は1ポンド=1.08ドル台前半まで下げました。政策金利が高いとしても、それ以外の要因でポンド安となりました。

とにかくばら撒く姿勢に、イギリスの国家財政やインフレを心配する声も。

世界経済には、イギリス発の激震が走っています。

トラス首相が元極左のせいなのか、経済政策はデタラメだという指摘も。

時代は変わりました。日本には逆風となるという指摘は重いです。

一人ひとりが自力で生活防衛をする必要性が高まっています。