環境が変われば勉強法も変えよう

拙著「すぐに結果を出せるすごい集中力」を執筆するにあたり、中学受験を目指している小5のご子息を持つ父親からの相談を受けた。

ご子息は、小学校4年生までは塾の宿題もきちんとこなすことができ、成績も安定していたそうだ。

ところが、塾の新5年(小4の2月開始)になった途端、宿題をきちんと消化できなくなり成績も低迷したとのこと。

塾の先生に相談しても「そのうち慣れますよ」という解答しか得られなかった。

中学受験塾では新5年と新6年がメインであり、それまでは助走期間と捉えられることが多い(昨今では小1から塾通いしている子どもも多いそうだが・・・)。

つまり、新5年になると環境が激変するので、今までと同じ方法を採っていたのでは上手くいかないケースが多々ある。

私は、その父親に「今までの成功体験に縛られないことが肝心です」とアドバイスした。

父親は営業職だったので、顧客の質がまったく違う部署に異動したような場合にどうするかを訊ねたところ、「新しい顧客層に馴染むよう試行錯誤しながら方針を変えます」という回答が返ってきた。

環境が変われば今までの方法を変えなければならない。

塾の新5年になれば、それまでとは明らかに環境が変わる。

今までの成功体験に縛られることなく、新しい環境に適応した学習方法をする必要がある。

限られた時間を有効活用する方法などを併せてアドバイスした。

中学生の頃に勉強がよくできた生徒が高校生になった途端に成績が悪くなることも、環境が変化したのに「過去の成功体験」に拘泥しているケースが多い。

大学の教養課程で語学の成績がよくても、法学部や経済学部という専門課程で成績が低迷する学生の場合も、同じような原因が見られる。

環境が変化したら、「過去の成功体験」に拘泥することなく新しい方法を工夫しよう。

これは、ビジネスにも当てはまる。

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編集部より:この記事は弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2022年9月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログをご覧ください。