キンドルで発売されていない本や、オーストラリア関係書籍、これは僕が趣味で紙の本を蒐集しているので、電子本ではダメなのですが、それらが、コロナで帰国出来なっかった2年半のうちに実家に相当溜まっていました。それら、約20kgの本は、できるだけ安い方法でブリスベンの我が家に送らなければなりません。
安く送る方法として、「特別郵袋印刷物」という頭陀袋に入れて送るという、すごく前近代的なやり方があることを知りました。
「特別郵袋印刷物」とは、
- 同一差出人さまから同一受取人さまあてに印刷物を送る際に便利な発送方法です。
- 専用の郵袋(ゆうたい)に印刷物を入れるだけ。
- 一定の条件を満たす場合は、発送する印刷物に付属する磁気ディスク等も送ることができます。
- 最大30kgまで送れます(ただし、英国、スイス、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンまたは北朝鮮あては20kg)。
- 航空便・SAL便・船便の中から発送方法を選べます。
ということで、僕の20kgの本の場合、ブリスベンまで船便で約8千円でした。かかった時間は約2ヶ月でした。問題は、この「特別郵袋印刷物」を取り扱っている郵便局が極端に少ない点です。福岡県の場合、福岡市に2箇所、北九州市に1箇所のみです。北九州での取り扱い郵便局は、小倉ではなく、門司だというのは少し意外でしたが、昔門司が栄えていた名残でしょうか。
昔は、新刊本がでたら、アマゾンで紙の本を注文して、実家のある北九州市に送っておいて、帰国時にスーツケースに入れてオーストラリアまで持ってきていました。今では、新刊本はキンドルで発売同時に購入して、即読めるので、キンドルは僕の人生でなくては生きていけないツールとなっています。
つまり、僕はできれば紙の本で読みたいのですが、
- オーストラリアにいるので紙の本の入手が難しいこと
- 旅行が多いので、携帯するのに便利
- 目が霞んで文字が見にくいので、文字サイズを大きくしたい
という理由で、キンドルを愛用しているのです。
ですから、新刊本は紙の本と同時に電子版を発売して欲しいと強く願っています。
ところで、アゴラの中村仁さんの記事「新聞・テレビが報道しない本の凄まじい値上がり」で、新書本の値段が爆上がりしていることをしりました。
新書本は、様々な分野の専門家の方が、その専門分野のことを易しく解説している「手っ取り早く専門外の知識を得る」ための本として、僕も多くの新書本を購入しているので、この記事は気になりました。
それによると、新書本の価格設定には1000円という閾値があるようです。
「1000円以下に抑えようとしも、紙・印刷代、物流経費、消費税の影響で、税込みでは1000円を超えてしまう」と「ハードカバー本の代用として、新書の概念を超える分厚いものにし、1000円ラインを初めから意識しない」の二つ
そして、値上がりの理由は、
製造原価、関係諸経費の値上がりに加え、活字離れで書籍の販売部数が落ち、採算が悪化しているため、値上げしている
ということらしいです。
僕は電子出版をキンドルで読んでいるので、製造原価や流通コストの分は紙の本よりも安くして欲しいと思っています。逆にいえば、なぜ紙の本と電子本がほぼ同じ価格なのか納得がいきません。電子本は、いらなくなっても売れないし、友人に無償で譲ってあげたり、貸してあげたりもできません。
僕の愛用しているキンドルオアシスは以下のものです。
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動画のノギタ教授は、豪州クイーンズランド大学・機械鉱山工学部内の日本スペリア電子材料製造研究センター(NS CMEM)で教授・センター長を務めています。