「国民年金を厚生年金で穴埋め」は岸田首相の姑息なトリックか

厚生労働省は、国民年金の支給額を「5万円台」に維持するために、サラリーマンが加入する厚生年金の報酬比例部分の支給額を減らして、国民年金に回す検討をしていることを、「姑息なトリック」と批判されて話題になっています。

言い方を工夫すればここまで反発を受けなかったという指摘もあります。

しかし、そもそも維持はできないという見方もあります。

最低20万円ももらえたら嬉しいですね。言うは易しですが。

しかも、厚生年金の保険料率はアホかってくらいにすでに上げられていました

厚生年金の対象者は10月からさらに増えました

どちらかといえば自民党は元来サラリーマンの敵でしたが、連合と組んでサラリーマンの味方をするはずの立憲民主党は共産党と組んで消費税廃止を訴えてしまいました

消費税増税分はちゃんと社会保障に使われてしまっているのです。とても残念なことですが。

その年金からもいろいろ引かれます。(引くべきだという意見もあります)

少子化の最大の原因は社会保障の充実という指摘もあるそうです。

しかし、どう考えても「ない袖」は振れません

こんなことになったのは直接は岸田首相のせいではないですが、自民党の誰かが火中の栗を拾わなければなりません。姑息なトリックといえば姑息なトリックですが、労働組合も野党も弱いので、サラリーマンはなめられています。

岸田首相はあらゆる既得権からの期待に応えられるのか ただししわ寄せはサラリーマンに