専門化が進むほど必要なのは「インテグレーション」

日々、健康管理には気を遣い、食生活と運動が大切だと考え、様々な健康法をトライアルしています。

食事も運動もそれぞれ専門家のコンサルティングを受け、そのアドバイスに従っています。

ここで問題になるのは、それぞれの専門家からの情報をどのように組み合わせるか。

つまり「インテグレーション」の問題です。

例えば、食生活とサプリメントの摂取、筋トレのような運動と有酸素運動。これらをベストで組み合わせる方法について、アドバイスをしてくれる人は残念ながら見つかりません。

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ヘルスチェックに関しても同様です。

毎年、人間ドックを受けて、胃カメラと大腸内視鏡検査も定期的に受診しています。また、たまに脳ドックなども受診しています。

最近では、マイクロアレイ血液検査によるがんの早期発見、立体CTスキャンによる検査など、新しい医療検査技術が次々登場しています。

こうなってくると、どの検査をどのように組み合わせたらベストなのか。これも相談できる人が見つからないのが悩みです。

さらに、歯のメンテナンスでも同じことが起こっています。

かかりつけの歯医者さんでメンテナンスをお願いしていますが、最近知り合いに紹介された別の歯医者さんから、歯列矯正を勧められました。かなり高額の治療ですが、将来の歯のメンテナンスを考えるとやっておいた方が良い気もします。

2人の歯医者さんの治療をどのようにバランスさせたら良いのか。セカンドオピニオンならぬサードピニオンが必要だと感じています。

このように1つの分野でも様々な専門家が登場すると、それらをインテグレーションする専門家が必要になってきます。

資産デザイン研究所は、資産運用に関する金融資産と実物資産の「インテグレーション」をどのように行うかにフォーカスしたサービスを提供しています。資産設計実践会では、個別の投資対象に関するセカンドオピニオンも提供しています。

資産運用の世界で私が提供しているようなインテグレーション・サービスが、他の分野でも出てきてほしいと真剣に思っています。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年10月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。