7区で「プリュム」を手掛けるユセフ・ガストリの2号店「デューヌ」。
「プリュム」はフランスガストロノミー料理だけど、こちらでは、ユセフの故郷チュニジアの魅力がぎっしり。
ハチミツとクリーム色に(店名に即して、砂漠色、が正しいかな?)彩られた内装やテーブルアートは、まさにチュニジア。あ~懐かしい、また行きたいな、チュニジア。
チュニジアの素敵においしいオリーヴオイルを自家製フォカッチャで味わい、旅心くすぐられるランチのスタート。
こんがり焼いたケフタは繊細な味付け。さつまいもピュレとヨーグルトソースと絡めながら、おいしいね~。付け合わせのトマトマリネ、衝撃のおいしさ。
デセールは、ハシリのマルメロのロティに、ヨーグルトとオレンジフラワーが香るビスキュイ。
全体的に、甘くてスパイシー、柔らかくてハーブがきれいに香る、優しく丁寧な仕上がり。
ユセフは若い頃、ヤニック時代のル・ムーリスやジェローム時代のル・ルカ・カルトンで修業しているので、基礎がしっかりしているのでしょうね。ピシッとした加熱や味付けが、故郷チュニジアの風味を抜群に引き立ててるイメージ。
すごく楽しみながら料理しているんだろうな、という感じが伝わってくるなぁ。店内は、新生児&ママから若者、会社員、お年寄り、犬まで揃って満員御礼。
昼はプリフィックスだけど夜は分け合う料理がたくさんあるそう。4人くらいで今度は夜に来たいな。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年10月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。