政府の税制調査会は、電気自動車(EV)の本格普及を見据えた自動車税制の見直しに着手しました。燃費向上などでガソリン税の減収が続いており、将来的なEV車の普及も見据え、道路の維持費などの財源確保のため「走行距離課税」を検討してるそうです。
自動車税制、走行距離課税の導入議論 EV時代へ見直しhttps://t.co/octVe8uA7Y
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 2, 2022
ガソリン税・軽油引取税は「道路特定財源」として、道路の維持・整備に使われています。EV車はガソリン税のような燃料に対する課税がないので、代わりとなる財源を確保する狙いがあるようです。
また、EVはガソリン車に比べて車体重量がかなり重いため、道路への負担が大きいと言われています。そのためにも、走行距離に応じた課税などを検討するべきだとの意見が出たそうです。
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負担を増やしすぎなのではないかという声がひじょうに多く聞かれます。物流業者への影響も大きいのではという声も上がっています。炎上と言ってもよい状況となっています。
車税制、EV時代へ見直し 走行距離課税導入を議論: 日本経済新聞 https://t.co/Z2fACZKFad
走ったら罰金とでも言うか。
しかし、維持の為に必要だとは言うが昔に比べて税・負担を増やし過ぎではないか。なぜそこまで税を取らなければならないのか。それが何故そうなり誰の責任なのか明確にして欲しい— 大田区議会議員_おぎの稔_メタバース・議員系Vtuber連絡・区政相談はお気軽にDMで (@ogino_otaku) November 2, 2022
しかし、受益者負担という観点からはアリなのではという指摘も。
不評のようだが道路整備の受益者負担であり、公平になるので賛成。排気ガスによる負の外部性は昔より減ったので、税収は減らす方向で。
車税制、EV時代へ見直し 走行距離課税導入を議論 https://t.co/0NAtjTCMMk
— 戯画兎 (@giga_frog) November 2, 2022
そもそもEV車に対しては税の公平性に疑問が出ていました。
「EVはガソリン車より環境負荷が低いとされ、自動車税も一部免除している。受益者負担は議論の的になる」
「環境に優しい車に少しでも軽い経済負担で乗れるのはいいことではある。一方で、国として未来の車社会をどう考えるか、グランドデザインを改める時期が迫っている」 https://t.co/3Kk1aOqVS7— のとみい (@noto_mii) October 10, 2022
そのため、将来的なEV普及の観点から走行距離課税への移行は公平性の観点から当然という指摘もあります。
EVなどが増えてきて従来の揮発油税等で整備している道路にただ乗りするのは不味いだろ。走行距離課税への移行は公平性の観点から当然。
ただ、あくまで既存の揮発油税等の置き換えであって、増税を意図したものでないことを明確にするべき。https://t.co/A0lxarORcB
— 石田静夫@明日への道標 (@fwhh18999) November 2, 2022
そのため、ガソリン車への二重課税にならないように気を付けてほしいという意見もあります。
ガソリン税が実質的な「走行距離課税」なんだからEV車限定にしないと完全な二重課税だろうよ。
しかし、しばらく選挙ないとこうも増税、増税の話出てくるのは反吐が出ますよ。
— 田舎の司法書士 (@inakashihou_2) November 2, 2022
それにしても、いろんな節税法を考える人がいるんですね。
走行距離税導入
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タイヤの外径大きい方が一回転で進む距離が伸びて節税になる
↓
全ての車がタイヤハウスに収まる極限サイズを履くようになる
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一億総1ケタ舵角時代の幕開け pic.twitter.com/kwqKpgCy8y— 清水Fraibo (@Fraib0) November 2, 2022
しかし、EV車には課題は山積しているようです。
中古車市場が映すEVの苦戦。売買情報サイトのデータを分析すると、EV中古車は走行距離が短く、値下がり幅も大きいことが分かりました。充電設備の少ない不便さなどから早めに手放す傾向が見られます。https://t.co/AMai2iXh3L
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) May 15, 2022
そして、日本メーカーは生き残れるのでしょうか。
海外市場で日本メーカーはBYDに惨敗するが、日本人の中国製アレルギーは強いので国内ではBYDの電池を搭載するトヨタ車→ https://t.co/TWDlNXoHZP を売ることになる。動画が言及するようにBYDのリン酸鉄電池(blade)の性能は圧倒的で日本メーカーの電池は太刀打ちできない。 pic.twitter.com/3CDS8x0wxj
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) October 25, 2022
EV車周りは開発から税制までいろいろなことが複雑に絡み合って進行しています。