ペサック・レオニャン「シャトー・ド・フランス」のアルノー・トマサンを囲んで、メーカーズディナー@ル・プチ・コント。
「シャトー・ド・フランス」は、1996年からミシェル・ロランのコンサルティングのもと、上質なワインを作ってる。
(数日前、とあるソムリエが、ミシェル・ロランとステファン・ドゥルノンクールという二大醸造コンサルタントの違いについて語っていて、面白かったな。)
最新ミレジムのデギュスタシオンに続き、料理とのマリアージュディナー。
鯖タルタルとワカモレ、ライム、オニオンピクルス&「シャトー・ド・フランス」白20。
味見した21がミネラルたっぷりでキリッとした面持ちなのに対して、20はすでに角がとれて白い果物や花の香りたっぷり、かつ柑橘の酸。大成功マリアージュ。
試しに、と、21とも合わせてみるけど、これだとワインがギスギスに感じてしまう。
ボルドーワインソースの”コック・オ・ヴァン(雄鶏ワイン煮込み)”に、「シャトー・ド・フランス」赤18と15。
こちらも試しに、デギュスタシオンで味見した20とも合わせてみるけど、20ではまだまだ腰が弱い。料理とワインのマリアージュってほんと面白い。
デセールのフォレ・ノワールは、「シャトー・ド・フランス」10。
他のミレジムはメルローが少々多めだけど、この年はカヴェルネソーヴィニヨン60でメルロー40。鼻に抜ける完熟赤い果物と枯れた枝のような香りが素晴らしい。カヴェルネのタンニンが開きはじめていて酸もまろやか優しいコクがでてきていて、素敵。(もっとも、当主のアルノーによると、まだまだ全然開いてない、あと5~6年は待たなくちゃ、だけど。)フォレ・ノワールに入っているさくらんぼ(というかその種)がまさに香っていて、とてもきれいなマリアージュ。
ワイン談義(今夜イチのテーマは、パリ近郊で”作られている”ワイン)に花を咲かせる、楽しいディナー♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年10月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。