日銀が発表した企業物価指数(速報値)は、2020年の平均を100とした基準で118.5ポイントとなりました。1980年以降で過去最高を8か月連続で更新しています。また、前年同月比の上昇率も9.3%と、21か月連続で上回っています。
企業物価指数9.3%上昇、11月 資源価格が高止まりhttps://t.co/gSMIfcgA1Z
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) December 12, 2022
歴史的な円安が落ち着いたことなどで、円ベースでみた輸入物価の上昇幅は改善しましたが、電気料金の値上げなど価格転嫁が進んでいることなどが要因と言われています。
企業物価の高止まりは、小売価格の値上げで生活に影響する可能性があります。
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日本は利上げしないから、さらに物価の上昇が続きそうとの予測もあります。
✅11月の企業物価指数は前年同月比9.3%の上昇 1980年以降の最高を8か月連続更新
アメリカは利上げでインフレを抑え込もうとしているけど、日本は利上げしないから、さらに物価の上昇が続きそう。
貯金だけでなく、資産形成がより重要になりますね。 https://t.co/yQBO2VDSwE
— 投資OL社長ちゃん (@OL20225358) December 12, 2022
一方で、上昇幅は小幅になってきているという指摘もあります。
企業物価、輸入物価が20%台に上昇幅縮小(まだまだ28.2%と高いですが、40%台から低下)石油、石炭、天然ガスのインフレ御三家価格が低下 pic.twitter.com/Q8PkBXrIsw
— 野村雅道 FX湘南(山下公園、稲取港、横浜田園) (@nomurafx) December 12, 2022
10月の時点では消費者物価を上げきれていないという指摘もありましたが、影響は今後、どのような形で表れてくるのでしょうか。
企業物価が消費者物価より高い状態が続いていて、企業が価格に転嫁できていない状況が続いている。 #wbs
▽日本の消費者物価指数、10月3.6%上昇 約40年ぶりの上昇率: 日本経済新聞 https://t.co/PrT7JclKWI pic.twitter.com/ZjZmWgzGBl
— 世界四季報 (@4ki4) November 18, 2022
物価上昇はなんだかいいこと尽くめのように見えますが、落とし穴があります。
物価上がれば税収増えるから財政再建目線で言えばプラス。賃金据え置きで実質の賃金下げられるから経営目線でもプラス。あとなにか忘れてるような気もするが気のせいだろう。 https://t.co/rEJuOB4o2f
— jo shigeyuki (@joshigeyuki) November 4, 2022
そんな中で、冬のボーナスは2割超の企業で増加する見込みですが、全体で見るとまだら模様です。
【冬のボーナス 2割超の企業で増加】https://t.co/UgutIQJ5be
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 9, 2022
コスト(企業物価)が上がっても賃金を圧縮できるので、消費者物価が上がらないという深刻な指摘がかつてからなされています。
コスト(企業物価)が上がっても賃金を圧縮できるので、消費者物価が上がらない。
労働者が雇用を守るために賃上げを要求しないから、企業が競争しないで「雇用カルテル」を組んでいる。 https://t.co/9zChZfkCcQ— 池田信夫 (@ikedanob) November 14, 2022
まさに言うは易く行うは難し。
物価が高いなら賃金を上げればいいのに。
— 猫組長 (@nekokumicho) June 18, 2022
ただし、たいへんなのは日本だけではないようです。
アメリカは1人勝ちだけど、勝ってるのは一握りの会社だけで、ドル建て株価こんだけ下がって、物価がこんだけ上がってたら、大半のアメリカ人は今年は大変じゃない?
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) November 3, 2022
多くの日本人は気づいていませんが、日本人の恵まれた生活は維持できるのでしょうか。
日本は物価や不動産はめちゃくちゃ安いし、健保はあるわ、通信インフラ最高だし商売やりやすいんですよ。生活しやすいし。皆努力がたりない。欧州は遥かに悲惨な環境すよ。 https://t.co/TVCmEO8pi1
— 谷本真由美 (めいろま) 「世界のニュースを日本人は何も知らない3」発売中 (@May_Roma) September 24, 2022
失ってから大切なものに気づく。そんなこともあるのかもしれません。