マンダラン・オリエンタル・パリへ。
ノエルのデコレーションがとってもチャーミング。いつになくたくさんのもみの木が、あちらにもこちらにもあっちにもこっちにもツリー。
ツリーに見惚れたあとは、「シュー・ムジュール・パー・ティエリ・マルクス」へ。
”山うずらの目”という表現がぴったりの淡いピンクが美しいカベルネ・フランのロゼプチプチで乾杯♪なにこれ、おいしっ!欲しい!
定番中の定番、もやし&牡蠣のリゾットに続き、ホタテふた皿。
カルパッチョで酢漬け大根を包んでカヴィアと合わせた前菜(ホタテの甘味、大根の酸味とみずみずしさ、カヴィアの塩味のバランスが完璧)と、ポワレにトピナンブール、白トリュフ、コロンナータラルド、豚のジュと組み合わせたもの。オステルタッグの香り高くキレのよいシルヴァネールと、とりわけ前菜の相性が素晴らしく、しばし恍惚。
去年来た時にお気に入りになった宮崎牛と再開。盛り付けが変わったね。生姜やワサビ(ホースラディッシュかも)を絶妙に利かせてあって、ティエリらしい日仏融合。
ワインは、ムーラン・ナ・ヴァンの17。ボジョレーはヌーヴォーばかり話題になるけど、クリュものはそれなりに素敵な熟成を見せてくれる。豊かな香りで重すぎないこういうタイプのワインは、赤身みっちりでなくシルキーでエレガントな和牛によく合う。
なんか今日は調子いい。
ティエリの、味は濃くとも油脂的にヘルシーな料理のおかげか、珍しくパンももりもり(もちろんティエリのブランジュリーからやってくる)、フロマージュももりもり。
栗、伊予柑、ほうじ茶のデセールもおいしくいただき、おいしかったー、ごちそうさまでした!
Paris by night♪
マンダランのクリスマス雰囲気に魅せられて、ドライブしながら家に戻ろう。
ヴァンドーム広場を抜け、ロワイヤル通りからコンコルド広場を抜けて、キラキラになったシャンゼリゼへ。
週末深夜、大渋滞。今年のイルミネーション、昔の車のライトみたいな暖かなイエローゴールドと、点滅するブルーのコンビ。ゴールドだけになったり、ブルーだけになったり、一緒になったり。今年の色、好き♪
最愛ノエルデコレーションのモンテーニュ大通りのキラキラもチラ見し、エッフェル塔へ寄り道してから、左岸に戻る。
パリはすっかりノエルの装い♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年11月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。