早稲田大学で来年も資産運用講座を開講する理由

2001年からずっと続けている早稲田大学エクステンションセンターでの社会人向けの資産運用講座。今年で35回目の開講となり、22年目を迎えました。早稲田大学で最も長期間にわたって開催されているビジネス講座の1つだと思います。

早稲田大学HPより

資産運用に関するセミナーや講座は、日本国内でも多数開講されていますが、問題はその中身です。

金融資産に関する資産運用は、証券会社や銀行などでも積極的にコンテンツを提供しています。

しかし、金融資産だけではなく、実物資産とどのように統合し、全体のアセットアロケーションを構築するかこそ、日本の個人投資家にとって最も大切なことだと思います。

残念ながらこのような観点から資産運用の方法を伝授する講座は、私の知る限り資産デザイン研究所以外で開講しているのを聞いたことがありません。

金融資産を使った資産運用もやらないよりはやった方が良いと思います。でも、それだけではお金の不安を解消することはできません。

株式を中心とした資産運用は、変動が大きく安心感を得るのに、極めて長い時間がかかるからです。

不動産を始めとする実物資産の高いインカム収入を組み合わせることによって、安定した収益が実現できます。

私も実践して成果を出している方法を1人でも多くの個人投資家に実践して欲しい。そんな気持ちで来年も開講することにしました。

早稲田大学で講義をしても、受け取れる講師料は微々たるものに過ぎません。純粋は仕事として考えれば、割には合いません。

お金のためにやる「ライスワーク」ではなく、日本人のお金との付き合い方を変えていきたいという自分の「ライフワーク」として、続けています。

少し先になりますが、来年の春に開講する第36回の資産運用講座にご期待下さい。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。