日本の危機:倫理観全喪失の時代

主権者らしくない国民が増えている

人任せでも平気な人が増えているようだが、主権者としての意識が欠落しているのだとしたら問題だろうと思っている。

政治を他人事として見ているのかも知れない。

自分の一票では政治を動かすことなど出来ない、というのは紛れもない事実ではあるが、大多数の有権者が自分の一票には大した価値がない、などと思い込んで投票場に足を運ばなくなることはやはり危険である。

ごくごく限られた人たちに全ての権限を委ねるようなことはすべきではない。

みんな寝ていてくれればいい、などと言うのは、あくまでごくごく少数で、自分たちの思うように政治を差配したい一部の政治家の自分勝手な思いで、こういう人は決して国民本位、有権者本位ではない。

国民の代表者たるべき国会議員や地方議員が自分本位で動いてしまいがちなのは、結局は大方の有権者が日本の国の政治を他人事のように見ているからだと思う。

主権者らしい国民になっていただきたい。

人が見ていないところでは、往々にして政治家は自分勝手な行動をしがちである、ということをよく知っていただきたいものである。

ところによっては有権者の半数以上が棄権してしまうような日本の選挙の現状は、やはり危険である。

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倫理観全喪失になったのかしら、日本の政財官の世界

倫理観全喪失、などとちょっと過激な表現を用いてみたが、まあ、そのくらい強い調子で言わないと関係者には響かないだろう。

倫理観喪失と言わざるを得ない事例を逐一挙げるつもりはないが、このブログの表題を掲げるだけで、それこそごまんと事例が報告されるようになるのではないか。

勿論、世界を見渡すともっと酷い事例はあちらこちらにある。

日本は綺麗なものだ、などと嘯く人も出て来るだろうが、私には一寸堪えられないくらいに日本の政界、財界、官界もおかしくなっている。

東京オリンピック関係の贈収賄事件や統一教会による政界支配策謀、森友学園問題や桜を見る会問題、様々な企業によるデータ隠しやデータ改竄問題等々、うんざりするほどの薄汚い問題が次々に発生している。

刑事事件として立件されたものもあるにはあるが、事件に深く関与していると囁かれながら特に立件されず、のうのうとしている人も一人二人ではなさそうだ。

それぞれの組織で自浄作用が十分に働いているようには見えないところが困る。

倫理観全喪失の時代になったのかしら。

日本社会の危機だろう。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2023年1月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。