ウクライナに駐留しているロシア軍に対し、プーチン大統領は「一時停戦」命令を出しました。ロシア国営テレビによると、日本時間6日午後6時から36時間の停戦状態に入ったとのことです。
しかし、ウクライナの報道機関によると、ロシア軍は「一時停戦」後も、ウクライナへの攻撃を続けているそうです。東部のルガンスク州では、停戦入り後もロシア軍からの砲撃があり、ウクライナ全土で空襲警報が出されています。これに対して、ウクライナ軍もロシア軍への攻撃を続けており、停戦とは程遠い状況のようです。
ロシア軍「一時停戦」後も砲撃 全土で空襲警報もhttps://t.co/ZO6nfRzgA6
— 日経電子版 国際 (@nikkei_intl) January 6, 2023
ウクライナは、ロシア軍が時間を稼ぐために「一時停戦」を利用しているとして応じていませんでした。当然ながら、ウクライナやアメリカは強く反発していました。
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ロシア側が身勝手だというが指摘が多くみられます。
クリスマスイブの大攻撃でインフラを破壊して、ウクライナ市民に暗黒・極寒のクリスマスを過ごさせたロシアが…。身勝手の極みだわね →プーチン大統領が36時間の停戦命令、ウクライナにも宣言求める…ロシア正教のクリスマス : 読売新聞オンライン https://t.co/aLdM1NUkzL
— Shoko Egawa (@amneris84) January 6, 2023
しかし、いつものパターンだという指摘もあります。
ロシアが背後にいたシリアのアサド政権の場合はいつも、一時停戦を宣言して攻撃準備を整え、それからいきなり攻撃し、それを【相手から停戦違反の攻撃があった】と嘘ついて【しかたなく反撃せざるを得ない】と言って大規模攻撃再開」というパターンでしたが https://t.co/TPwNh8gv8b
— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) January 6, 2023
侵攻した当初は、ウクライナ側が何度も停戦を呼び掛けたのに、ロシア側は一切応じませんでした。
ロシア側としては『停戦を呼び掛けたのにウクライナ側が応じなかった』という構図を作りたいのだろうけど、2月~3月頃にウクライナ側が何度も停戦を呼び掛けたのにロシア側が一切応じなかったのを忘れたとは言わせんぞ
— 明鳳 (@houmei20) January 6, 2023
ロシア語で言う「停戦」というのは、単に弾薬と燃料の補給と配置転換のことだという理解でよろしかったでしょうか。
ふつうに撤退してくれればいいのにとわれわれも思います。
ロシア軍が撤退すれば、「36時間停戦」ではなく、平和はすぐ実現します。それだけです。「再攻撃の準備の時間をくれ」というのは通用しません。
— グレンコ アンドリー(新刊『ロシアのウクライナ侵略で問われる日本の覚悟』発売中) (@Gurenko_Andrii) January 6, 2023
しかし、戦闘が長引けば長引くほど、双方にとって停戦のハードルは高くなってしまいます。
来たね、という感じだけど、驚きはない。
ウクライナが、「ロシア軍が撤退すればいつでも停戦に応じる」で、国内外の世論をまとられるかが正念場。軍事的には、動員兵殲滅ではない特別な作戦を期間中に行うべきだろう。露大統領 6日から36時間停戦命令#Yahooニュースhttps://t.co/RJR4YWcBsC
— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) January 5, 2023
また、以前から、プーチン大統領は末期のがんを患っているという怪情報も飛び交っています。
ウクライナ側の情報だと、プーチン大統領は癌で死にかかっているという。しかし、情報の真偽は分からない。ロシアとウクライナの情報戦は、狸と狐の化かし合いだ。ウクライナ情報のみを鵜呑みにする愚は避けねばならない。 https://t.co/XQLetf7ONn
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) January 5, 2023
36時間の間に突発的な事故が起きなければよいのですが。