10日に行われた第81期将棋名人戦・C級1組順位戦で、平藤眞吾七段との対局を行っていた日浦市郎八段が、「鼻出しマスク」を理由に反則負けとなりました。
村)「連盟役員とも協議し、『応じなければ反則負けになる可能性もある』と伝えたが断られ、最終的に反則負けと伝えたという」
「鼻出しマスク」で反則負け 日浦八段、将棋名人戦・C級1組順位戦:朝日新聞デジタル https://t.co/FPSfkB4pMf— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 10, 2023
日本将棋連盟関西本部は、新型コロナウイルスの流行を受けて設けられた臨時対局規定に乗っ取って、立会人の小林裕士七段が反則負けを告げたそうです。
日浦市郎八段の胸中やいかに?
あんなけマスクで騒がれたのにあえてギリギリの鼻出しマスクで挑戦してアウトになるってもう生徒指導に挑んでいく中学生みたいなメンタルしてんな。笑笑
— 飛鷹 (@haciwan1030) January 10, 2023
日浦八段は将棋連盟のマスクの対応に対しずっと疑義を唱えて戦ってきた人だそうです。
日浦八段は、将棋連盟のマスクの対応に対しずっと疑義を唱えて戦って来れれた方です。
以前、対談させていただいた動画https://t.co/mZaDqgJcQv pic.twitter.com/XIlD9ivwgr
— 藤江🟠元国会議員秘書YouTuber (@JINKOUZOUKA_jp) January 10, 2023
ただし、佐藤天彦九段が失格になったときは、いきなり反則負けになったそうです。今回は警告等が行われており、少し事情が違うようです。
佐藤天彦九段のときとは違い、一応着用を正す要請や、反則負け決定前に警告を行うといった手順は踏んだようだが、まぁそれにしたって鼻出しマスクで反則負けってのも何か大袈裟な。 https://t.co/bRNBgdZfYd
— TruKz (@_TruKz) January 10, 2023
ただし、将棋連盟の一連のルール運用に疑問の声もあがっています。
これ、日浦八段がどうこう以前に佐藤天彦九段のときと連盟の対応が異なる(佐藤九段は無警告で突如負けを宣告された)のがまずダメだと思いますね。「ルールを守れ」と言う側がご都合主義でルールを運用している。 https://t.co/oqBAw7oJ19
— きや@SDGs東京 (@kiya__na) January 10, 2023
日浦八段は「分かりました。裁判します」と言い残し会場を去ったそうです。
さあ裁判になるぞ。絶対裁判にしてよね。
【将棋】マスク着用義務違反で反則負けの日浦八段「分かりました。裁判します」と言い残し会場を去る https://t.co/OaZFejItQn
— 前田陽次郎 (@maedayojiro) January 12, 2023
その佐藤天彦九段はというと、ファンから贈られたという赤いバラの花束を持って対局室に入室するという愛らしい話題を振りまきました。
天彦先生、本当に嬉しかったんだなぁ。ちょっとウルっときた。
佐藤天彦九段 話題になったバラの花束は「寿命が尽きるまで愛でた」― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/1hBGREHR6G
— スナフキン@観る将FANKS (@sunafkins) January 4, 2023
一方、先日は囲碁でもマスク着用の是非が議論になりました。日韓で実力のある若手プロ棋士による対局で、仲邑菫3段だけがマスクをしたまま打つという不可解な光景となりました。
仲邑菫はマスクしているが、韓国側の対戦者はマスクなし。日本棋院のルールに従っているのだろうが、酸素不足で不利になる。
こんな馬鹿馬鹿しい事をいつまで続けるつもりなのか。恥ずかしい。仲邑菫三段(13)が囲碁日韓“天才少女”対決 初戦はキムウンジ五段(15)が勝利 https://t.co/CVo8HgrVwg
— 皐月あや子 (@sumire08042) January 3, 2023
将棋連盟が批判されていますが、棋界の常識はじつは日本の世間の常識でもあるのかもしれません。