こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
臨時国会に向けた動きが加速している中、国会改革がようやく一つ進みました。
衆院特別委削減9→8 維新主導で与野党合意
https://www.sankei.com/article/20230113-HCAYELBVTZN55C3YVICFAOKCJA/
>特別委をめぐっては、委員長への手当や専用車などコストが発生しているにも関わらず、実質的な審議が乏しいとして、特に日本維新の会が問題視し、改廃を求めてきた。廃止される科技特は昨年の通常国会で実質的な審議を1日しか行っていない。
>議運委で改革を提起してきた維新の遠藤敬国対委員長は「水面下の交渉から5年越しで実現した。増税やさまざまな国民負担を強いる前に、まず自分たちの周りを、無駄なことがないかを整理したうえで議論するのが本来の姿ではないか」と記者団に述べた。
重要テーマを集中的に審議するという名目で設置されている「特別委員会」ですが、ほとんど開催実績がなく形骸化している委員会も散見されます。
特に今回、削減が決まった科学技術・イノベーション特別委(科技特)は前回の通常国会で開催実績が「1回」という体たらくで、委員長ポスト割り当てられた維新・井上英孝代議士が抗議の辞任をするなど、身体を張って改革を強く主張してきました。
詳しくは上記の過去記事にも書きましたが、このように非効率的な特別委員会が複数残置されているのは
・「委員長」というポストが欲しい、党内で回したい
・年間を通して配車される公用車を使いたい
・会期中は不開催でもなぜか出される委員長手当(日当6,000円)が美味しい
という身も蓋もない理由に過ぎません。あとは一度作ったて廃止すると「そのテーマを軽視しているように見られる」とか、いわゆる惰性的な面も強いでしょう。
■
おかげさまで維新の議席と影響力が高まってきたこと、増税議論の中で「まず国会が無駄だらけではないか」という声が強くなってきたこと等もあり、ようやく前に進むことになりました。
改廃できる特別委員会は参議院も含めてまだまだ存在しますし、少なくとも開催していない日の委員長手当や年間を通じて配車される公用車など、カットできる特権も残っています。
増税の前にやるべきことは盛りだくさん。行政改革と並行して、国会改革もしっかりと進めてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年1月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。