石炭火力廃止を求めるグレタさんが拘束:活動家とロシアの板挟みのドイツ

環境活動家のグレタ・トゥンベリさんがドイツで抗議活動中に現地警察に一時拘束されました。

グレタさんにも翻弄されるドイツ Oleksii Liskonih/iStock

抗議活動は石炭発掘のための炭鉱拡大に反対するためのものでした。抗議活動には6000人ほどが参加したそうです。グレタさんはドイツ政府の決定を「裏切り」だと批判しています。

デモ隊と警察の衝突により、警察側では70名もの負傷者が発生しました。

 

しかし、グレタさんは昨日のデモが平和的なものであったと主張し、気候保護のための抗議活動は犯罪ではないと正当化しています。

環境問題に熱心なドイツは石炭からの脱却を目指していました。しかし、ロシアのウクライナ侵攻が勃発したことで、一転して石炭使用の拡大に踏み切りました。

自国のエネルギー自給率を高めずに、ロシアから天然ガスを供給するパイプラインを建設していたドイツの自業自得という声も。

しかし、そもそもドイツが炭鉱を拡大せざるを得ないのは、グレタの言うことを聞いて、原子力発電の代わりに無駄な風力発電を作ったからだ。

グレタさんはドイツだけではなく、日本の石炭火力にも批判的です。

石炭の使用に対して抗議活動をするなら、石炭火力発電所の増設を続けている中国でやってもらいたいですね。そして、それを援助している中国企業も最近話題のダボス会議のスポンサーなので、スイスでも活動をやった方が良いですね。

中国は1118基の石炭火力発電所を稼働させ、どんどん新しい火力発電所を建設しています。しかし、それらを開発する国家能源投資集団は、ダボス会議のパートナー(=スポンサー)なので、誰も気にしていません。

ドイツの連立政府に環境問題を優先する緑の党が参画していることから、同国では環境活動家が影響力を持っていることが分かります。ドイツには環境活動家の圧力に屈して、ロシアのウクライナ侵攻を間接的に援助することは避けてもらいたいですね。