共産党は、現時点ではまだ閉鎖的な政党のままのようですね

共産党の綱領や規約を持ちだして党員の自由闊達な意見の表明を封じ込めようとしているのだから、やはり共産党は内向きな政党だと言わざるを得ないようだ。

党首公選制を主張した党役員に対しての制裁まで考えているかどうかは定かではないが、共産党が党首の意見には誰も異論を述べることが出来ず、異論を述べるような党員を組織から排除したり、陰湿な攻撃をするような政党だとしたら、こういう組織には滅多に近づかない方がいい、ということになる。

官僚主義的な傾向が強い政党だな、と思ってきたが、それでも最近の共産党は結構開かれた政党になってきたようなので、いよいよ共産党も民主化への道を歩むのかな、と期待し始めていたのだが、おっと、どっこい、なかなかそうはならないようである。

何にしても党首公選制を言い出した件の共産党の役員にどういう運命が待っているのか、よく注視しておいた方がよさそうである。(2023/1/25)

日本共産党HPより

党首公選制にしたら、日本共産党も民主化への道を歩むことになるのかな

日本共産党がどこまで変われるのか、に注目している。

権力集中型の日本共産党では、執行部に物申したりしたら内部で粛清に遭うのではないかと思っていたが、どうやら今の共産党では粛清みたいな恐ろしいことはしないようだ。

共産党員の中から堂々と党首公選制を主張することが複数上がり始めたようだから、基本的にいいことだと思っている。

執行部の専制的傾向がどこまで改まっているのか分からないが、少なくとも党員が気兼ねなくものを言えるようになったことはいいことである。

民主化すれば戦闘力はかなり落ちるだろうが、共産党が国民に開かれた政党に変身すれば、無党派層や中間層にもそれなりにアピール出来る政党になれるはずである。

党首公選制が実現したら、次は「共産党」という党名の変更も視野に入ってくるだろう。

結構面白いことが始まりそうである。(2023/1/20)


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2023年1月20・25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。