テタンジェ”チボー四世の食卓で”(ランス)

”チボー四世の食卓で”byメゾン・テタンジェ。

シャンパーニュの名門テタンジェ。ランスにあるカーヴが2024年まで改装工事中。ヴィジットもできなくなったので、代わりに、素敵な体験型イベントをスタート。

テタンジェが所有する、13世紀建立のシャンパーニュ伯爵(コント・ド・シャンパーニュ)の邸宅(もちろん歴史的建造物)を舞台に、12世紀にシャンパーニュ伯爵だったチボー四世へのオマージュをテーマにした、今までにない体験型試飲ができる。

今日はお披露目会。

13世紀建立ならではの雰囲気を残した素晴らしい館の上階には、建物自体の魅力とコンテンポラリーなデコレーションを融合させた、大きなコの字型の中世風イメージ食卓。専属ガイドに案内されてゲストはここに着席し、聴覚を刺激する演出に包まれながら、”ブリュット・レゼルヴ”と”コント・ド・シャンパーニュ・ブランドブラン12”を味わう。

チボー四世って、全然知らなかったけれど、歴史、楽しい!彼は、十字軍遠征時、当時まだキリスト教世界に知られていなかったシャルドネの元品種葡萄とダマスクローズを、この地に持ち帰ったそう。どちらも大好き♪

左がブリュットレゼルヴ、右がメゾンの至宝コント・ド・シャンパーニュ、21

新イベント体験後は、地上階ホールで、”プレリュード”(大好き)のマグナムをごくごくしながら、カクテル。

テタンジェファミリーはもちろん、このプロジェクトにアートシーンにコラボレーションした、テタンジェ家&シャンパーニュ地方ゆかりの歴史家やミュージシャン、セノグラファーらも一緒で、楽しいおしゃべり。

テタンジェのイベントって、いつも本当に素敵ね。

”チボー四世の食卓で”は、テタンジェのサイトから予約できます。今のところ、フランス語&英語のみ。

帰りのTGVまで少し時間があるので、すぐそばの大聖堂へみんなでゾロゾロ。

大好きなシャガールブルーに見惚れ、イミ・クネーベルの色彩を愛で、シャンパーニュらしいステンドグラスを楽しみ、天使の微笑みに癒される。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2023年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。