核融合シリーズの第4弾です。手短な復習の後、核融合のコスト、イノベーションの過去と未来、そして今後の日本の政策の在り方を岡野邦彦先生にご講演頂き、最後に対談いたしました。
核融合の要素技術は既に出来ており、かつて日本が世界に先駆けた新幹線の誕生前夜に似た状態にあります。日本には必要な技術基盤は揃っており、いま政府がなすべきことは、2兆円をかけて原型炉に投資するという決断です。その後の実用化段階では、既存の原子力・火力に遜色のない発電コストで無限の電気を手にすることができます。
【概要資料】
核融合は政府2兆円投資で実現 イノベーションの過去と未来 今の核融合は新幹線誕生の前夜だ
【出演】
岡野 邦彦
東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了。工学博士。㈱東芝R&Dセンター、電力中央研究所、国際核融合エネルギー研究センター、慶應義塾大学機械工学科(教授)。2020年に定年退職。文部科学省の核融合科学技術委員会委員、同原型炉開発戦略タスクフォース主査など、1990年代から国の核融合関連委員会に関与。
杉山 大志
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹
【過去の核融合シリーズの動画はこちら】
① 「核融合」は手が届くところにある|CIGSエネルギー環境セミナー
② 核融合のギモンまとめて答えます
③ 核融合の要素技術はほぼ確立している