自由な時間を増やす「3つの方法」

年齢と共に、時間の有限性を強く意識するようになりました。限りある時間を自分の思う通りに自由に使えるようにするには、どうしたら良いでしょうか?

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人生の2つの大きな制約要因は「時間とお金」です。多くの人の時間は、お金を得るために使われています。言い換えれば「労働」です。

とすれば、自由な時間を増やす方法は3つ考えられます。

まず、時給を高めることです。時間あたりの収益が2倍になれば、労働時間は半分で良いことになります。

時給を高めるためには、自分の強みのある仕事にフォーカスして、苦手な仕事はアウトソースすることです。そのためには、自分の強みがどこにあるかの冷静な分析が必要です。

また、仕事自体を労働という苦痛ではなく、自己実現という喜びに変える方法もあります。仕事をすることが楽しくなれば、働く時間を減らしたいと思うより、それ自体が自由な時間となり、むしろもっとコミットしたいと思えるはずです。

お金のための「ライスワーク」ではなく、人生のミッションを実現するための「ライフワーク」に時間を割くことです。

さらに、自分で仕事をしないで、お金に働いてもらう方法もあります。言い換えれば「資産運用」です。

不動産投資のような、定期的にお金が入ってくる仕組みを作ってしまえば、それほど時間をかけずにお金がお金を生み出すようになります。

仕事と資産運用という収入の複線化にもなり、リスクヘッジにもなります。また、将来リタイアした後も、お金は働き続けてくれるのです。

これらの方法で自由な時間の捻出ができても、やることがなければ暇を持て余してしまいます。

自分に一切の制約がなかったら、本当に何をしたいのか?自分で自分の事は意外によくわかっていないものです。自由時間の使い方についても、じっくり考えてみようと思います。

 


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年2月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。